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LTの穴を埋めなければならないとチャージャーズHCステイリー

2021年04月09日(金) 15:48

ロサンゼルス・チャージャーズ【NFL】

ロサンゼルス・チャージャーズは昨年、クオーターバック(QB)ポジションに対する大きな疑問に答えた。ドラフトでジャスティン・ハーバートを獲得し、そのハーバートを火中に放り込んで鍛え上げたのだ。

今のチャージャーズに必要なのは、そのハーバートの力にふさわしいプロテクターだ。チャージャーズのヘッドコーチ(HC)であるブランドン・ステイリーは、2020年の先発だったサム・テビが離脱した今、レフトタックル(LT)の補強が必要であることを把握していると認め、これから数週間、もしくは数カ月でそれを解決するつもりだと述べている。

「確かに、今そこには穴がある」とステイリーは現地8日(木)に話した。

「うちのロースターにはそこでプレーできる有望なタックルが何人かいると感じている。しかし、そこが7月までに解決しなければならないポジションであることは間違いない。知っての通り、ドラフトやフリーエージェンシー、トレードと、そこを解決するにはさまざまな方法がある。したがって、いろいろなやり方が可能だ。間違いなく7月までに満たさなければならないピースであり、そうすることにエキサイトしている。ただし、ラインのインテリアに関してはわれわれがフリーエージェンシーでスタートしたやり方に本当に満足している」

今回のドラフトにはハーバートのかつてのチームメイトであり、頼れるプロテクターであるオレゴン大学のLTペネイ・スウェルがいる。スウェル自身もハーバートとロサンゼルスで組めれば“夢のよう”だと話しているものの、問題はチャージャーズの指名権である全体13位までに他のチームによって選択される可能性が高い点だ。

スウェルと同様に引く手あまたのタックルにノースウェスタン大学のラシャーン・スレイターがいる。多くのモックドラフトでスレイターはスウェルに次ぐTとされているものの、いずれもチャージャーズの指名順より高位で指名を受けると予測されている。つまり、いずれかの選手を獲得したければチャージャーズにはトレードアップする必要があり、もしくは3番手の選手で満足しなければならないということになる。

チャージャーズはフリーエージェンシーでオフェンシブライン(OL)の強化を図り、元グリーンベイ・パッカーズのセンター(C)コリー・リンスリー、元ピッツバーグ・スティーラーズのガード(G)マット・ファイラーらを獲得。『NFL Network(NFLネットワーク)』のピーター・シュレイジャーは木曜日に公開した最初のモックドラフトで、チャージャーズが全体13位でバージニア工科大学のTクリスチャン・ダリソーを指名すると見ている。

ドラフト前の候補生ランキングからすればチャージャーズファンにとっては手放しで喜べない指名かもしれないが、チームにとっては問題の解決策となり、ダリソーが優秀な先発たり得ることを証明するかもしれないという希望もある。

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