LBジェイデビオン・クロウニーがブラウンズ再訪へ
2021年04月13日(火) 10:363週間前、ラインバッカー(LB)ジェイデビオン・クロウニーはクリーブランド・ブラウンズを訪ね、契約することなしに帰宅した。今週になってブラウンズが再び才能あるフリーエージェント(FA)のエッジラッシャーを求めて動いている。
クロウニーが現地13日(火)にクリーブランドへ飛び、水曜日にブラウンズを再訪する予定だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが月曜日に伝えた。両者の間に成立間近の契約は存在しないものの、連絡を取り合い、お互いに関心を持ち続けていたとラポポートは述べている。
ブラウンズのクロウニーに対する関心は2020年のオフシーズンにさかのぼる。パスラッシャーを必要としていたブラウンズはクロウニーに3年5,700万ドルの契約をオファーしていた。最終的にこの申し出を断り、テネシー・タイタンズとの1年1,200万ドルの契約を選んだクロウニーだったが、この決断は両陣営にとって望ましい結果にはつながらなかった。
カンザスシティ・チーフスにディビジョナルラウンドで敗れたブラウンズは、過去数カ月を守備陣強化に費やしている。その中でも大きな動きの一つだったのがマリク・ジャクソンとの契約だった。ブラウンズが“スーパーボウルコンテンダー”だと考えるジャクソンは先月、クロウニーを含む他のフリーエージェント(FA)たちにこのチームへの加入を促すために、特に何かをする必要はないと話している。
クロウニーについて触れつつ、ジャクソンは「チーム自体が物語ることだし、俺たちが築き上げようとしているもの自体が物語る。飛び移りたいならそうしなよ」と報道陣にコメント。
「フリーエージェンシーのマーケットはたぶん彼が望んでいる状況になっていない。でも、金額よりも大事なことがあるし、いいチームに加わるチャンスがあり、未来に向けて自分の状況を整えるチャンスがある」
FAとしてのクロウニーを取り巻く状況は昨年に比べて明らかにトーンダウンしているものの、ブラウンズは3度のプロボウラーをマイルズ・ギャレットやシェルドン・リチャードソンのいる守備陣に加えることでもたらされるものを固く信じている。
ブラウンズのクロウニー獲得に向けた3度目の試みは魅力的に映るだろうか? もしそうであれば、チームにとっては大成功と言えるだろう。特に、1年前に比べてコストが大幅に下がっていることを踏まえればなおさらだ。
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