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FAのRBジェームズ・コナーがカーディナルス訪問

2021年04月13日(火) 11:04

ピッツバーグ・スティーラーズのジュジュ・スミス・シュスターとジェームズ・コナー【AP Photo/Don Wright】

フリーエージェンシー期間が始まって1カ月近くが経ち、ランニングバック(RB)ジェームズ・コナーにあるチームから関心が寄せられている。

コナーが現地12日(月)にアリゾナ・カーディナルスを訪問すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。

オフシーズンに行ったつま先の手術から回復中のコナーは、アリゾナで身体検査を受ける予定だとNFLネットワークのイアン・ラポポートがつけ加えている。コナーはオフシーズンにレクリエーショナル・ビークルに乗車している際にごく軽いターフトゥを患っていた。6月までの完全回復が見込まれているとラポポートは述べている。

コナーは2018年にベストシーズンを送っており、ピッツバーグ・スティーラーズで1,000ヤード近くを走る中でエンドゾーンには13回到達(ラッシングで12回、レシービングで1回)。ピッツバーグ大学時代にMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)断裂を喫し、ホジキンリンパ腫と診断されてから3年でプロボウルに選出されている。その記録的なシーズン以降は安定性に欠け、2020年シーズン後にスティーラーズから放出された。

スティーラーズのキャップ状況は厳しく、他のポジションの補強に取り組む必要があり、コナーをキープするために特別に力を入れるとは予想されていなかった。とは言え、条件の合うチームにとってはもちろん、コナーは価値ある選手だ。

どうやらアリゾナがそのチームにあたるようだ。ケンヤン・ドレイクがラスベガスへと去り、今のカーディナルスでバックフィールドを率いるのはチェイス・エドモンズとなっている。健康な状態のコナーならば理想的な補強となり、より多くの働きが期待できるだろう。

キャリアの大部分で健康状態がコナーの難点だった。NFLで過ごしてきたシーズンのすべてで10試合以上に出場しているコナーだが、一方で14試合を超えたことはない。プロボウルに選出された2018年にアテンプト215回で973ヤード、ラッシングタッチダウン12回をマークしたものの、生産性よりは故障の影響によって、それだけの活躍ができるのはまれだった。

コナーはすでに素晴らしい偉業を果たしている。大学時代にホジキンリンパ腫に打ち勝ち、復帰して2017年にドラフト3巡目指名を受けるに至った。スティーラーズ時代は静かに幕を閉じたものの、チャンスはまだあるはずだ。

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