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マイアミ大学DEフィリップス、新型コロナ陽性によりメディカルを延期

2021年04月13日(火) 11:16


NFLのフットボール【Aaron M. Sprecher via AP】

2021年のNFLドラフトに先立ち、マイアミ大学のディフェンシブエンド(DE)ジェイレン・フィリップスは先日のプロデーで華々しい成績を残した。その一方でもう1つ重要な試験をクリアしなければならない。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染したフィリップスは、インディアナポリスで行われた先週のメディカルチェックには姿を見せていなかったと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。ドラフトが始まる4月29日までにフィリップスがチェックを受ける時間は十分にあるとラポポートはつけ加えた。

これは1巡目指名が見込まれるフィリップスにとって重要な評価となる。NFLネットワークのドラフトアナリストを務めるダニエル・ジェレマイアのランキングで全体22位に位置するフィリップスは、ケガと闘ってきた経歴を持つ。マイアミ大学のハリケーンズで大ブレイクした2020年以前、かつて5つ星の評価を受けたフィリップスがUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)での2シーズンで出場したのはわずか10試合。一時はフットボールから引退していたが、マイアミ大学に移籍してから1シーズンをまるまる療養に当てた。

その甲斐あってか、フィリップスは昨年にオールアメリカンのセカンドチームに選ばれており、サック8回とタックルフォーロス15.5回をマーク。2週間前のプロデーでは体重が約118kgありながらも40ヤード走で4.56秒、垂直飛びで36インチ(約91cm)、幅跳びで10フィートと5インチ(約3.2m)を記録し、ドラフトのランキングを一気に駆け上がった。

プロデーの後にジェレマイアは、「フィリップスのすごさは常々ポッドキャストの番組で触れてきた。他に懸念がなければトップ5から10の選手だ。DEポジションでは希少なスキルセットと身体能力を持っている」と『Twitter(ツイッター)』に綴っている。

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