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カーディナルスとRBジェームズ・コナーが1年契約に合意

2021年04月14日(水) 08:40

ピッツバーグ・スティーラーズのジェームス・コナー【AP Photo/Seth Wenig】

ランニングバック(RB)ジェームズ・コナーのフリーエージェント(FA)としての訪問は最初の1回が最後の1回となった。

コナーがアリゾナ・カーディナルスと1年契約の条項に合意したと、チームが現地13日(火)に明かしている。

NFLで最初の4年をピッツバーグ・スティーラーズで過ごしたコナーは、FAとして初めて公に関心を寄せられたアリゾナを月曜日に訪れていた。コナーはより大きく、激しい戦いのできるRBとして、カーディナルスのバックフィールドで重要な役割を占めるだろう。

『Arizona Republic(アリゾナ・リパブリック)』のボブ・マクマナマンによれば、コナーは火曜日にバーチャルな形で行われた会見にて「変化を楽しみにしている」と話したという。

「離れたいという深刻な思いがあったわけじゃない。自分のホームタウンにいることについて語る人はいるけれど、俺はただ、これが成長する機会だと感じた。ここに来て、新しい人たちと会い、別の世界を見る機会だってね。新しいことだからそれが楽しみだし、自分はこれからも成長しつづけると感じている」

RBチェイス・エドモンズとプレーすることについて、コナーは「チェイスは何でもやれると思うし、俺も何でもできると思っている。彼は決断力があるし、スピードがあり、ハードに走る。俺と同じように仲間思いだ。だから、一緒にやっていくだけさ」とコメント

コナーには最初から試合に貢献することが期待されているだろう。そのためにはもちろん、出場可能な状態であることが必要だ。キャリアを通じて、コナーの最も大きなハードルは健康状態だった。これまでプロとして4シーズンのそれぞれで少なくとも10試合に出場してきたコナーだが、14試合を超えたことはない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは月曜日に、コナーがこのオフシーズンに軽いターフトゥの治療のための手術を受け、6月までの回復が見込まれると伝えている。

コナーは故郷である西ペンシルベニアから1,000マイル(約1,600km)以上離れた土地へと向かう。コナーは生まれ育った地で大学にも通い、NFLキャリアをスタートさせていた。新天地でのスタートとは良いものだ。特に、それが2021年に存在感を示すことが期待されているチームであれば、なおのこと。

「このチャンスにエキサイトしている。間違いなく新生活だよ。俺は8年間ピッツバーグにいて、本当にたくさんの教訓を学んだ。ピッツバーグでの時間が、俺をA.Z.に連れてきたこの旅路の中で、俺が今いる位置に来るための準備を整えてくれた」

「これまで経験してきたことすべてによって自分には十分な構えができていると感じる。この旅を通じて経験し、歩き続けてきたし、それが俺をここに導いた。このレッドの中にいることができてワクワクしている。本当にエキサイトしているし、恩恵だと思う」

「俺以上にピッツバーグの街に感謝しているやつなんかいない。これまでの8年間が俺を今いる自分へと築き、形作った。これからのことにワクワクしているけれど、俺の一番いいときと一番つらいときを通じて受け取ってきた愛とサポートに心の底から感謝している」

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