クロウニーを加えてブラウンズ守備陣は強力になると予測するDEギャレット
2021年04月23日(金) 13:11このオフシーズンにクリーブランド・ブラウンズほど多くの守備選手が離脱したNFLチームはほぼない。5名のフルタイムの先発メンバーと少数のパートタイマーたちがブラウンズを去っている。20年近くにもおよんだプレーオフ日照りをついに終わらせたブラウンズだったが、被得点と守備側のDVOA(Defense-adjusted Value Over Average/ディフェンス・アジャスティッド・バリュー・オーバー・アベレージ)で20位だったことを踏まえ、3つのレベルのすべてで改善の必要がある状態だ。
そのミッションは完了しただろうか?
パスラッシャーのジェイデビオン・クロウニーとタカリスト・マッキンリー、ラインバッカー(LB)のアンソニー・ウオーカーJr、元ロサンゼルス・ラムズのディフェンシブバック(DB)ジョン・ジョンソンとトロイ・ヒルらと契約したブラウンズは、体裁としては実に良い形で整っている。チームで最も優れた守備選手であるディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットは、実際の試合でもかなり向上するだろうとの考えを示した。
『Cleveland.com』のメアリー・ケイ・カボットによれば、ギャレットは現地22日(木)に「俺たちにはたくさんのことができると思う」と語ったという。
「俺たちがドラフトで何をやるかは分からない。(ケビン・ステファンスキーHC)次第だからな。でも、今あるピースから言えば、俺たちはかなり恐ろしい存在になるはずだ。だから、それを楽しみにしている。フィールドに出てボールを奪い、俺たちのオフェンスの手に渡す。そしてまた、ボールを自分たちに戻すのさ」
ブラウンズは9つの指名権を使って2021年NFLドラフトでさらなる戦力を加えることができる。また、2019年の2巡目指名選手であるCBグリーディ・ウィリアムスがいて、2020年の2巡目で指名されたセーフティ(S)グラント・デルピットもセカンダリーに戻ってくる。残っている大きな問題は、ディフェンス面で――たとえ改善ではなかったとしても――補充していくことだ。ギャレットに続くサック数トップ4を記録したオリビーア・バーノン(9.0回)、シェルドン・リチャードソン(4.5回)、エイドリアン・クレイボーン(3.5回)、ラリー・オーガンジョビー(2.5回)のいずれもがチームを去っている。
ブラウンズはクロウニーがそれらの損失の一部を埋めることに賭けている。フットボール界でも最も優れたエッジディフェンダーの仲間入りをしたギャレットの存在は、チームが来るシーズンを楽観的に考える理由たり得るだろう。
かつてヒューストン・テキサンズでJ.J.ワットと組んでいたクロウニーは、別のオールプロ級のDEとペアになる。クロウニーもギャレットも、かつて全体1位で指名を受けた選手だ。
「誰もが楽しみにしているのは分かっているし、俺もだ」と言うギャレットは次のように続けた。
「彼がアグレッシブなのは分かっている。それを追いかけていくし、彼にはモーターがあって、アタックし続け、ランでうまくプレーし、パスラッシャーとしてもうまい。ブラウンズで何人かに見てきたような運動能力のお手本みたいなやつだから、本当に楽しいだろうな」
【A】