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「イーグルスにドラフトされなくて良かった」とバイキングスWRジェファーソン

2021年04月23日(金) 14:43

ミネソタ・バイキングスのジャスティン・ジェファーソン【AP Photo/Rick Osentoski】

昨年のドラフトでフィラデルフィア・イーグルスはワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンではなく、WRジェイレン・リーゴーを指名したことで随分と非難された。1シーズンを終えて、その選択が招いた状況は一段と明暗を分けている。ミネソタ・バイキングスにドラフトされたジェファーソンがルーキーとしてWRランディ・モスのレシーブヤード記録を塗り替えた一方で、リーゴーはイーグルスの冴えないオフェンスとともに苦戦した。

2020年のドラフトに先立ち、21番目まで残っていればイーグルスはジェファーソンを獲得するだろうというのが大方の予想だった。ところがジェネラルマネジャー(GM)のハウィー・ローズマンはよりスピードのあるリーゴーを指名。その結果、バイキングスがジェファーソンに食らいついた。

ジェファーソンは『GQ』のタイラー・R・タインズとのインタビューで、イーグルスではなくバイキングスに行くことになったのは驚いたものの、結果的には満足していると話した。

ジェファーソンは「ドラフトの前にはみんな疑似ドラフトをやって、誰がどこに行くかという話で盛り上がる。それによると俺はイーグルスに行くことになっていた。そして俺もそう思っていたんだ。本当に。でもイーグルスは俺を指名するチャンスを見送った。その後バイキングスから電話がかかってきた時には、最初イーグルスかと思ったんだ。とにかくクレイジーな瞬間だったよ。でもイーグルスじゃなくてバイキングスに入れて本当に、本当に、良かった」とタインズに述べている。

バイキングスのファンもジェファーソンがミネソタに来てくれたことを同じように喜んでいる。かたやイーグルスのファンはこの結果を本当に、本当に、悔しがっているだろう。

今季のレギュラーシーズン中にバイキングスとイーグルスの試合はないが、いずれ対戦した時には、ジェファーソンはイーグルスが自分を選ばなかったことを決して忘れていないだろう。

「相手が誰であろうと、どの試合も同じ気持ちで臨んでいる。でもイーグルスとの試合は間違いなく荒っぽくなるだろうね。俺を見送ったチームなわけだから」とジェファーソンはコメントした。

【R】