カウボーイズを長年支えたLBリーが11年のキャリアに幕
2021年04月27日(火) 10:44
11年をダラス・カウボーイズで過ごしたラインバッカー(LB)ショーン・リーが公式にスパイクを脱いだ。
2度のプロボウラーであるリーが現地26日(月)に引退を発表している。最初にこのニュースを報じたのは『ESPN』だった。
リーは後にこの決断を文面で認め、カウボーイへの感謝を示している。
「11シーズンにわたって、俺はカウボーイズのスターを身に着ける幸運に恵まれた。永遠にプレーしていたい。だが、今日が俺の去るときだ。フィールドの近くにいるだけで、いつもその匂いが俺を初めてプレーしたときへと引き戻し、ヘルメットをかぶり、ショルダーパックをつけようとしたことや、あのパーフェクトなタックルを思いださせる。今この旅を振り返って、このゲームを今ある姿にした人々と共に、自分ができるとは想像もしなかったことを経験してきたことには、感謝してもしきれない」
「ありがとう、カウボーイズネーション。俺の名誉だった」
リーはけがの懸念を抱えつつ、ペンシルバニア州立大学からドラフト2巡目でNFL入り。常にけがにつきまとわれながらも、フィールド上ではインパクトを与える選手であり続けた。ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂でまったく出場できなかった2014年を含め、これまでに抱えてきたけがを考えれば、11年にわたって現役を続けたのは偉業だった。
2014年のけがから立ち直ったリーは2年連続でプロボウルに選出され、2016年にはオールプロに選ばれている。
キャリアの全盛期のほとんどで、カウボーイズはリーがフィールドにいないときに大幅にパフォーマンスを下げていた。残念なことに、リーはキャリアを通じて58試合を逃している。
チームによれば、リーはカウボーイズ史上8位となるタックル995回をそのキャリアの中でマークしてきた。レギュラーシーズンに出場した118試合中92試合に先発したリーは、インターセプト14回、タッチダウン2回、パスディフェンス30回を記録している。
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