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ジャガーズのドラフト1位指名は「私の人生を決定づける」とオーナーのカーン

2021年04月27日(火) 11:25


ジャクソンビル・ジャガーズ【NFL】

あと数日でドラフトが始まる。

2021年のNFLドラフトは数多くの疑問をはらんでいるものの、ドラフトの頂点に立つ選手はもう何カ月も前から分かっていた。たとえジャクソンビル・ジャガーズが素知らぬ態度を取り続けていたとしても。

現地29日(木)[日本時間30日(金)]にNFLコミッショナーのロジャー・グッデルがクリーブランドでドラフトの開会を宣言すれば、最初に名前を呼ばれるのはクオーターバック(QB)のトレバー・ローレンスだ。

ジャガーズのオーナーであるシャヒド・カーンは『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』のアルバート・ブレアとのインタビューで、今回もローレンスを1位指名するとは明言しなかったが、この指名がジャガーズに与える影響については語った。

カーンは「フットボールについて、ジャガーズについて少しでも知っていれば、まあ、そういうことだよ」と笑いながらブレアに話している。「この決断はわれわれを、少なくとも私の残りの人生を決定づけるものになる。私よりもフットボールに詳しい人たちの話によると、彼らにとっては当たり前のことを言っているようなものだ」

ローレンスの獲得が一気に期待値を上げることを知っているカーンはさらにこう続けた。

「ジャガーズはリーグ内でも最も若いチームの一つだ。私が知るこれまでの9年間の中で、間違いなくジャガーズにとって極めて重要な時期と言える。だからこそ(ヘッドコーチの)アーバン(メイヤー)がチームを率いたことや昨シーズンの結果を受けて、これは私にとって人生最大といっても過言ではない決断になるだろうと思っていた。いろいろな巡り合わせが重なって、その結果ジャクソンビル・ジャガーズの未来を確実なものにしてくれるチャンスが訪れた」

全体1位の指名権を手にし、フランチャイズに大きな影響を与える人材をドラフトすることができることは、メイヤーHCの採用にもつながった。これでジャガーズを飛躍させる基盤は整ったとカーンは確信している。彼はNFLの世界でいかにあっという間に物事が良い状態から悪い状態になるかを知っている。その逆もしかり。

カーンは「なんというか、現実味がない感じだ」とブレアに語った。「まるで約束の地が見えているようだ。でも3年前は(AFC)チャンピオンシップゲームにまで進んで、スーパーボウル出場まであと一歩だった。信じられないことだが、たった3年前の話だ。でも今回は違う。すべてのピースがそろっていて、一回限りのものではない。持続的な成功への道筋となる」

ジャガーズはこのドラフトシーズン中ずっと、ローレンスをドラフトするとは直接言わずに、ローレンスについて話すという手法でこの話題をかわしてきた。木曜日になれば、指名が正式に正式なものとなる。

【R】