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自分には同期でベストのQBになるポテンシャルがあるとトレイ・ランス

2021年04月28日(水) 16:24


トレイ・ランス【AP Photo/Andy Clayton-King, File】

2021年NFLドラフトを前に、クオーターバック(QB)トレイ・ランスは最も興味深い選手の一人だ。

ノースダコタ州立大学出身のランスは早ければ全体3位でサンフランシスコ・49ersに、そうでなくてもトップ10内では指名されると見られている。激しい競争にさらされた経験がないこと、また、大学で先発したのは17試合しかないことに対する疑問はまだめぐっているが、力強い腕から思考プロセスに至るまで、ランスの才能自体に疑問を呈する者は少ない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』の“Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)”に出演したランスは、トレバー・ローレンスやザック・ウィルソン、ジャスティン・フィールズ、マック・ジョーンズといった有力選手がいる今季のドラフトでもベストのQBになれるとの考えを語った。

「俺には自信がある。自分を信じている。自分には今季のベストQBになるポテンシャルがあると思う。学ばなきゃならないものはたくさんあるのは分かっているし、もう言ったように、俺は今季のQBの皆にうまくやってほしいと思っている。彼らに何ができるかを見ることにワクワクしているし、彼ら皆を応援している」とランスは話している。

もちろん、選手は誰もが自分の仕事が一番だと思っている。そうでなければ、NFLで長続きはしない。ランスは一人のアスリートとして、ここまで自分を導いてきた内なる自信について言語化しただけだ。

自分に対する疑問について、ランスはむしろありがたいという思いすら抱いている。

「俺に対するそういうことを聞くのは、正直言ってエキサイティングでもある」とランスは言う。

「また彼らが間違っていると証明するさ。だから、それが俺の続けていくことだし、そうし続けたい。皆が間違っていると証明し、それがどんな状況であれ、コーチが良しとしたタイミングで出ていく準備を整えるのは確かにエキサイティングだ。俺の準備について、メディアでも言われていると思う。あいにくだが、皆が言うことに俺はそれほど注意していない。敬意がないわけじゃないが、俺は自分がやろうとしていることに集中しようとしている」

疑念の向こうに優れた洞察力や身体的な才能を見いだしたチームが、木曜日の夜にチームの要石としてランスを指名するだろう。

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