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WRアントニオ・ブラウンがバッカニアーズと1年の再契約へ

2021年04月28日(水) 23:06

タンパベイ・バッカニアーズのアントニオ・ブラウン【AP Photo/Chris O'Meara】

22人のスーパーボウル先発選手を全員確保したタンパベイ・バッカニアーズがまた1人、ビッグネームを呼び戻そうとしている。

ワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンがバッカニアーズと最高625万ドル(約6億8,000万円)の1年契約を結ぼうとしていると現地28日(水)の朝、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロとトム・ペリセロが伝えた。ブラウンのエージェントによると、200万ドル(約2億1,800万)のサインボーナスを含む310万ドル(約3億3,800万円)がフル保証されるということだ。

タイトル2連覇を狙うジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトとバッカニアーズは、昨シーズンの優秀なメンバーを再集結させることについて相変わらず驚異的な仕事をしている。フリーエージェントのラインバッカー(LB)シャキール・バレット、タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキー、ノーズタックル(NT)エンダマカン・スーは全員が再契約しており、今度はブラウンもだ。

7度のプロボウルと4度のオールプロに選ばれたブラウンは昨年のシーズン半ばにバッカニアーズと契約し、ゲームのプレミアワイドアウトの1人だったピッツバーグ・スティーラーズ時代よりも補完的役割を果たした。

2020年のレギュラーシーズンでは8試合に出場して4回の先発を務め、45回のレシーブで483ヤード、4回のタッチダウンを記録した。カンザスシティ・チーフスと対決したスーパーボウルではタッチダウンを追加して勝利に貢献し、その華々しいキャリアにリングの輝きを添えた。

クオーターバック(QB)のトム・ブレイディとは2019年にニューイングランド・ペイトリオッツで短期間一緒だったことがあるが、この年はオフシーズン中にスティーラーズからオークランド・レイダースにトレードされ、リリースされ、ペイトリオッツとサインしたが、法的トラブルのために再度リリースされるという波乱のシーズンだった。

ブラウンは先頃、性的暴行を受けたとして2019年に元トレーナーのブリトニー・テイラーさんから起こされていた民事訴訟を解決している。この件で両者は和解に達したとのことだ。

バッカニアーズとブラウンの再契約はフリーエージェンシーの第一波が過ぎた頃からうわさされていたもので、それが結実したことになる。

これでブラウンはリーグトップのWR軍団の1人として、再びマイク・エバンス、クリス・ゴッドウィンと並び立つことになる。

【M】