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ジェッツ、ドラフト全体2位でQBザック・ウィルソンを指名

2021年04月30日(金) 10:05

ニューヨーク・ジェッツからドラフト指名を受けたブリガムヤング大学のザック・ウィルソン【AP Photo/Tony Dejak】

1カ月から予測されていた指名が正式なものとなり、ニューヨーク・ジェッツが新たなフランチャイズQB(クオーターバック)を獲得している。

現地29日(木)にクリーブランドで開催されている2021年NFLドラフトで、ジェッツがブリガムヤング大学(BYU)のザック・ウィルソンを指名した。ギャンググリーンがQBポジションに関して新時代を迎えることが明らかになってから、数カ月にわたって続いてきたプロセスがここでひと段落している。サム・ダーノルドのトレードによって開けたニューヨークへの道を進むウィルソンは、新生ジェッツのキャプテンを担うことだろう。

ロバート・サラーのヘッドコーチ(HC)としての初めてのドラフトは、1年前の今頃にはレーダーにひっかかっていなかった未来のQBで決着している。BYUの躍進と、自らの技能を磨くことに費やしたオフシーズンのおかげで、短く終わったカレッジシーズンの最後にはウィルソンはトップのドラフト候補生の一人と評価されていた。

ウィルソンの強みは多方面にわたっている。その正確性は見事であり、大学での最終シーズンにはフィールドの至るところからタイトウインドウへの射るような投球を成功させている。動きに関しても印象的であり、ポケットを外れたところからのスローで見せる輝きは以前のジェッツのQBにはなかった特徴だ。

ウィルソンがジェッツを高みへと引き上げるには、フィジカルな才能と同様にその落ち着きと活力が必要になるだろう。成功を収めるサンフランシスコ・49ersからやってきたサラーHCやマット・ラフルアーOC(攻撃コーディネーター)、そして実りあるフリーエージェンシー期間をもって、ジェッツはウィルソンと共に立て直しの道を歩み始める。

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