ファルコンズQBライアンは「まだ高いレベルでプレーしている」とQBコーチ
2021年05月12日(水) 13:03アトランタ・ファルコンズの新しい幹部は、クオーターバック(QB)マット・ライアンのサラリーキャプ額を2022年に寄せることで契約を見直した際、彼との関係を維持することを示唆していた。2021年NFLドラフトでQBを獲得しないことで、その計画の信ぴょう性はさらに強調されている。
ライアンの新しいQBコーチとなったチャールズ・ロンドンは、36歳のライアンは高いレベルでプレーし続けることができると絶賛した。
ロンドンは「ドロップバックパスやプレーアクションパスなど、マットがこの1年で行ったすべてを細かく見てみた」と『Atlanta Journal-Constitution(アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション)』に述べている。
「スタッフとしてわれわれは、彼がまだ高いレベルでプレーしていると判断した。このチームのオフェンスを機能させるために必要なすべてのことを引き続きできる。彼と一緒に仕事ができるのを楽しみにしている。彼のスキルセットは特別だ」
NFLの元MVPであるライアンは、2020年の4,581ヤードを含め、過去10シーズンすべてで4,000ヤード以上を投げ、アテンプト(626回)とコンプリーション(407回)の記録でNFLをリードしている。
「彼はこのリーグで長い間、高いレベルで活躍してきた。今年もそれが続くことを期待している」とロンドンはつけ加えた。
全体4位の指名権を持っていたファルコンズは、いずれライアンの後任となるQBとしてジャスティン・フィールズなどを指名することもできた。だが論理としては、チームが新たに迎えたヘッドコーチ(HC)のアーサー・スミスとジェネラルマネジャー(GM)テリー・フォンテノーの下ですべてがうまくいけば、ファルコンズは年を重ねるQBの後継者として優秀な人材を選ぶ必要はないということだ。
1、2年はプレーできないかもしれない選手を指名する代わりに、ファルコンズはほとんどのスカウトがQB以外でトップ選手と評価したタイトエンド(TE)カイル・ピッツを獲得。ピッツはドラフト史上最高位で指名されたTEとなった。
どうやらファルコンズはライアンを取り巻く才能が彼のキャリアを長引かせてくれることに賭けているようだ。現代の医学や選手に対するコンディショニングを考えれば、ライアンがトップ10のシグナルコーラーとしての地位を維持し、スミスのオフェンスでMVP級のプレーを取り戻すことは可能だ。
最終的なQBの移行についてチームは後から心配すればいい。
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