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ACL断裂の新人LBマクグローンが今季にプレーできるかは分からないとペイトリオッツHCベリチック

2021年05月12日(水) 13:29

ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチック【AP Photo/Charles Krupa】

ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックは2021年ドラフトの後半でラインバッカー(LB)キャメロン・マクグローンを指名した。有望ながらも、ルーキーシーズンには準備が整わない可能性がある選手だ。

ドラフト後にベリチックHCは5巡目で選択したマクグローンが初年度をすべて逃す可能性についても心構えはできていると話した。マクグローンは11月に左膝のACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂している。

『ESPN』のマイク・レイスによればベリチックHCは「彼の出場可能性についてはどこまで見込めるか分かっていないが、今年は出場できないという事態にもきちんと備えはできている」と話したという。

「ここに誤った期待はない。彼は十分に回復し、良い選手になるはずだ。後はその時期を待つだけだ」

ミシガン大学の選手として出場した19試合でマクグローンはアスレチックなLBであることを示してきた。直感に優れ、安定してボールの傍に存在し、オープンフィールドで見事なタックルを決めている。ペイトリオッツの理想とすれば、いずれディフェンスのミドルの部分でドンタ・ハイタワーの後任になることが期待される。

マクグローンのNFL入りに伴う大きな問題は負傷だ。現在リハビリ中のACLが初年度を阻害する可能性があるだけではなく、高校時代には右のACLも断裂している。ミシガン大学でプレーした試合が少ないことから、その才能に疑問が持たれていた。

才能が花開くかを見届けるのに、ベリチックHCは不安を抱いていない。

例年の、残っている中でベストの選手を取るというやり方は取らなかったペイトリオッツの2021年ドラフトだが、けがをしている選手としてはマクグローンがベリチックHCの選択した最新のプレーヤーとなっている。レイスが指摘するように、ペイトリオッツはドラフト前の負傷という部分でこれまでにいくつかの賭けをしてきた。2019年の3巡目指名選手であるオフェンシブタックル(OT)ヨドニー・カジューストはまだ試合に出場していない。ランニングバック(RB)ソニー・ミシェルやワイドレシーバー(WR)マルコム・ミッチェルからオフェンシブタックル(OT)マーカス・キャノンらの他にも負傷を抱えたまま指名を受けた選手はおり、最も成功した例としてはタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーがいる。

たとえ2022年まで待つことになっても、ベリチックHCは5巡目指名権を使ってマクグローンがいつか貢献してくれることに賭けることをいとわなかった。

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