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パンサーズとOCブレイディの練習法に難点を指摘するQBブリッジウォーター

2021年05月13日(木) 11:09

カロライナ・パンサーズのテディ・ブリッジウォーター【AP Photo/Mike McCarn】

先方から乞われたわけでもないが、過去4シーズンで4チーム目に加入したクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターは自分の元攻撃コーディネーター(OC)に助言を送っている。

カロライナ・パンサーズで先発QBを務めていたブリッジウォーターはポッドキャスト『All Things Covered(オール・シングス・カバード)』で、パンサーズのOCジョー・ブレイディはレッドゾーンや2ミニッツでのオフェンスの練習を十分に行わなかったと話している。

「一つの組織として、もっとうまくやれることがある」とブリッジウォーターは語った。

「ただジョー・ブレイディの成長のためだけに言うけれど、あの組織はもっと多くのことをいろいろなやり方で練習しなきゃならない。俺がいたときに十分にやっていなかったのは2ミニッツだ。レッドゾーンも練習しなかった。レッドゾーンとかのウオークスルーをやって、土曜日にレッドゾーンの練習をするけれど、レップスが15回とか、そんな感じだ。みんなのレップスは限られていた」

パンサーズの昨シーズンの得点は24位にとどまっており、QBは本人が批判した部分で苦戦していた。『ESPN』がまとめたスタッツによれば、ブリッジウォーターの2ミニッツオフェンスでのQBレーティングは62.6(NFLで26位)であり、レッドゾーンのパス成功率は58.5%だった。

当時1年目だったOCやカロライナの練習プランを批判する一方、ブリッジウォーターは自身の欠点についても認めている。

「シーズンが終わった時に、自分も大人らしく振舞うべきで、このビジネスの性質は分かっているし、パフォーマンスベースのビジネスなのは分かっていると彼らに話した。 何もしないで“OK、クリスチャン(マカフリー/RB)がけがをした。あれがなかった。これがなかった”と言うこともできるかもしれない。でも、そんなものはどうでもいい。俺は鏡を見つめて“お前は引き締めなきゃならないぞ”って自分に言い聞かすのさ」

今、デンバー・ブロンコスでブリッジウォーターはドリュー・ロックと先発の座を争うことになる。おそらく、ブロンコスOCのパット・シューマーは2ミニッツドリルとレッドゾーンの練習にこれまで以上の時間を割くだろう。

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