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ワシントンが長年の先発Tモーゼスをリリース

2021年05月21日(金) 08:52

ワシントン・フットボール・チームのモーガン・モーゼス【Aaron M. Sprecher via AP】

トレードの試みは実らずに終わり、ワシントン・フットボール・チームはライトタックル(RT)モーガン・モーゼスをリリースする決断を下した。

ワシントンはモーゼスをリリースしたことを現地20日(木)に発表している。

チームによれば、同じくオフェンシブラインマン(OL)ジェロン・クリスチャンも放出したとのことだ。

ワシントンがモーゼスのトレードを模索していることは今週に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えており、チームはベテランTにトレード先を探す許可を与えていた。今回のリリースによって、そういったトレードが実現しなかったことが示されており、モーゼスはオープンマーケットへと向かう。

30歳のモーゼスは今も優れたTであり、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』のランク付けでは2020年のOTで15位に入っている。昨シーズンはパスプロテクションがそれほど振るわず、これまでのキャリアで最も多いプレッシャー41回を相手に許したものの、NFL2年目からすべての試合で先発してきた選手として、オープン市場では大きな価値があるだろう。

モーゼスの離脱はシカゴ・ベアーズから放出されたTチャールズ・レノJr.やドラフト2巡目で選択したTサミュエル・コスミの加入によって促された。

また、クリスチャンのリリースのきっかけはチームがガード(G)エレック・フラワーズをトレードで呼び戻したことにある。アウトサイドで伸び悩んでいたフラワーズだが、かつてワシントンでTからGにポジション変更をして成功を収めていた。

これらの動きによって、ワシントンは2021年のキャップ上で590万ドル(約6億4,000万円)ほどのスペースを確保した。モーゼスは先発クラスの価値あるTとして市場に出て、このポジションに選手を必要としているチームですぐに穴を埋めることができるだろう。また、24歳のクリスチャンも、どこかに新たな居場所を見つけるはずだ。

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