QBロジャースはチームにとっての自分の重要性を知っているとパッカーズHCラフルアー
2021年05月26日(水) 13:53グリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチ(HC)であるマット・ラフルアーはクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの批判の対象ではないかもしれない。初めてチームとの不和についてのインタビューに応じたロジャースは、ラフルアーHCとバックアップQBのジョーダン・ラブを称賛している。一方、フロントオフィスについてそういった評価は聞かれなかった。それでも、パッカーズでHCとして3年目を迎えているラフルアーはロジャースのコメントについて自らの考えを語っている。
ラフルアーは現地25日(火)のチーム合同練習(OTA)開始時の記者対応の中で、オフシーズンプログラムに全員参加している方が良かったものの、そこに参加していなかったロジャースについてもチームのパズルにおける欠かせないピースだとして評価し続けていた。
「アーロンはわれわれが彼についてどう感じているかちゃんと知っている。彼がわれわれのフットボールチームにとっていかに重要な存在か。この組織にとってどれほど重要か。このことについて取り組み続けるし、どこかの時点で彼が施設に戻ってくれることを願っている」
前回に報道陣と相対した際も、ラフルアーHCは同様のことを語っていた。すなわち、「どうしても彼に戻ってもらいたい」と。
ロジャースが月曜日にOTAの場に現れなかったことは、例年なら必ず参加しているだけに余計に目立っていた。チームとの不和はしばらく続いており、ロジャースがトレードを希望しているのではないかとも一部で報じられている。ロジャースの不満は契約交渉の行き詰まりや組織のマネジメントにあると見られているが、月曜日にロジャース本人が『ESPN』に語ったように、2020年にドラフトでラブを指名したことは関係ないという。
ロジャースが初めて公の場でコメントしたことが話題になったものの、ラフルアーHCは、今はOTAに参加しているチームのことに集中していると述べた。
「これについては自分たちのフットボールチームと話した。今は自分たちの制御下にあるものと、そうでないものがある。今のわれわれのマインドセットとしては、それぞれの個人に集中するということ。(それぞれは)自分たちがコントロールできることに集中し、フットボールチームとして進歩するために一人一人が自分のベストでいなければならない。だから、そういったことに集中していく」
パッカーズのミニキャンプは6月8日(火)から10日(木)に予定されており、これにはロジャースを含めて全選手が出席しなければならない。
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