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NFLオーナーらがローブロックのルール変更と90名ロースターを承認

2021年05月27日(木) 09:45


フィールドに置かれたフットボール【Margaret Bowles via AP】

選手の安全性を高めるべく、NFLのオーナーたちがリーグによるローブロックのルール変更を承認した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによれば、リーグは腰より低い位置へのブロッキングに対する禁止事項を拡大する案を承認したという。この案は当初、競技委員会によって提示されたものだ。今回承認された案によって、スクリメージダウンにおいてオフェンスよびディフェンスの選手による接触がスクリメージラインの両サイド5ヤード、および両オフェンシブタックルから2ヤードの範囲より外側で起こった場合、腰から下へのブロックは反則とされる。

リーグは以前、ポゼッションの変更後、もしくはキック時について、攻守ともに腰から下へのブロックを違法としていた。今回のアップデートではルールの適用範囲がスクリメージダウンに拡張され、前述のスナップ前の長方形の範囲がローブロックの許容される最後のスペースとなった。

過去5年ほどの間、選手たちの安全性を高めるための数々のルール変更が行われてきた。NFLはタックルボックス内の危険なブロック(いわゆるチョップブロック)を禁じた他、その他のクラックバックやピールバック等の危険なブロックを排除して急速に安全性を高めてきた。

全員にとって安全なゲームを目指すNFLにおいて、今後はローブロックが少なくなるだろう。

また、リーグのオーナーたちは現地28日(水)に今季のトレーニングキャンプ開始時は90名ロースターとすることで合意した。8月17日(火)までに85名、同じく8月の24日(火)と31日(火)までにそれぞれ80名、53名に削減しなければならない。

昨シーズンは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックを受けたルール調整により、各チームは今年より10名少ない80名のロースターでキャンプを開始していた。

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