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今後の契約について「永遠にボルティモアにいたい」とレイブンズQBジャクソン

2021年05月27日(木) 13:28

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/John Munson】

今後NFLで大型契約を結ぶ一人と目されているボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは、現地26日(水)にチームへのコミットメントについて明確なメッセージを発した。

「永遠にここにいたい」とジャクソンは記者たちに話している。「ボルティモアを愛している。この組織全体とチームに関わる全ての人が大好きだ。近いうちに何かを起こせるようにしたい」

レイブンズが1カ月前に5年目オプションを行使したことによってジャクソンは2022年シーズンまで契約下に置かれることになる。2019年にAP NFL年間最優秀選手賞を受賞し、2年続けて1,000ランヤードをマークした初めてのQBという記録を樹立したばかりのジャクソンをとどめることは、チームにとって容易な決断だったと言える。

ジャクソンは「1、2カ月前」にジェネラルマネジャー(GM)のエリック・デコスタと新しい契約について話したと述べている。ちょうどその頃にデコスタは「ジャクソンをこの先何年もボルティモアにとどめておくのがチームの意向だ」と宣言していた。

「永遠にここにいたい」

すでに進んでいる交渉では自分が代理人を務めることをほのめかしたジャクソンは、双方の意見が一致していることから、差し迫って給料日のことは心配していないと話す。それよりもジャクソンは次のシーズンに目を向けており、今年の1月にプレーオフで初勝利を挙げたことを糧にしたいと考えている。

ジャクソンは「とにかくシーズンに集中している」とコメント。「優勝を目指すことにフォーカスしているんだ。それが今年か来年かは分からないけど」

2018年に全体32位で指名されたジャクソンは、ルーキーシーズンの終わりに先発QBを務めるようになって以来、フランチャイズの顔となっている。24歳のジャクソンは3シーズンすべてでレイブンズをプレーオフに導き、その間、絶対的なスターであり続けてきた。ジャクソンのダイナミックなプレーによってNFLの次の大型契約の可能性があると言われているが、本人はプレーを向上させると同時にチームのリーダーとしての役割を果たしていきたいという気持ちを持ち続けている。それが、これからもずっとボルティモア・レイブンズの一員でありたいという気持ちに表れているのかもしれない。

2021年シーズンの目標を聞かれたジャクソンは「たとえばチームを引っ張ること」と答えている。

「もっと意見を主張するリーダーになろうと思っている。いつもそう言っているけど、そろそろ自分なりの表現をしていかないといけない。チームメイトもそれを求めている時がある。全力を尽くす、チームを引っ張る。そういうことが目標だ。俺たちはミスしようと思ってしているわけじゃないから、もしミスをしたとしても、それが直るまで繰り返すまでだ。俺たちはフットボールを極めようとしている。フィールドに立った時は、そうならない時もあるかもしれないけど、完璧であることを目指しているんだ。それを実現するために努力している」

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