ティーボウとのプレーに“本当にエキサイト”するジャガーズQBローレンス
2021年05月27日(木) 16:41あるチームに関して、全体1位指名選手が話題の中心にならないという状況はあまり見られない。しかし、トレバー・ローレンスが全体1位で指名されたその大事な日に、ドラフトに先立って話題になったのはティーボウマニア2.0のことだった。
そして、ローレンスが2021年NFLドラフトの全体1位で指名された後、ティム・ティーボウがタイトエンド(TE)として正式にジャクソンビル・ジャガーズと契約を結んだ。
ティーボウの契約は多くの批判や騒ぎを巻き起こした一方、ローレンスにとってはもう一人の1巡目指名QBに出会う機会であり、これまで見てきたものに満足しているとルーキーQBは話している。
ローレンスは現地26日(水)、『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』に、「彼とは何度かいい会話をした。彼と一緒にプレーできて、本当にエキサイトしている」と話した。
「あなた方がロッカールームにもっといい選手を見つけるかどうかは俺には分からないけど、彼は素晴らしい状態だ。最高に見える。そこで俺たちと一緒に練習していたんだ」
ジャガーズの未来のフランチャイズQBは、チームメイトとしてのティーボウの目には見えない要素、すなわち仕事への態度や競争力を称賛している。
2010年ドラフトの全体25位でNFL入りしたティーボウが、トライアウトで見せた姿やパフォーマンスについてはすでに高く評価されている。しかし、ローレンスはジャガーズのオフェンスやスキームを把握する上での33歳のティーボウの能力に感銘を受けたようだ。
「彼はよく走り回り、素早くつかんでいる。彼はメンタル的な部分ですごい位置にいると思う。何年もQBをやって、NFLで何年もプレーし、NFLのオフェンスというものを把握している感じだ。人員とか、オフェンスとか、システムとか、彼はそういうことを簡単に理解する」とローレンスは言う。
「彼は最高の様子で現れて、ロッカールームに彼がいることでみんながエキサイトしていると思う。皆が彼に何ができるかを目にし、彼は究極のコンペティターで、ただ彼のキャラクターを見るだけで皆がワクワクする。まさにチームにいてほしいような、一緒にいたいような人だ」
もちろん、ティーボウがどれくらい長くそこにいるのかは分からない。最初のロースターカットが行われる現地8月17日(火)に、85名の中に残れるのか。その1週間後の80名には? まさかの53名ロースター残留はあるのだろうか?
投球側ではない肩の手術を受けて、100%に戻るための取り組みを続けながら、新たなNFLの環境になじもうとしているローレンスは、クレムソン大学からデュバルに転換するための方法を探している。
カレッジからNFLへの転換について、ローレンスは「たくさんの違いがある。それでも、フットボールだ」と話した。
「全員が新しいメンバーやチームメイトたちとそこへ出て行ったり、皆と馴染んでいったりするのは楽しかった。でもとにかく違うんだ。今の俺はプロで、皆が自分の仕事やかかる期待に対処する方法とか、そういったものすべてが優れている。とにかく準備が整っていることや、ハイレベルでプレーすることが期待される。なぜなら、俺たちの仕事がそれだから。俺にとっては合わせていくのはクールだし、そういうふうにやれるようになることも、やっぱり俺の仕事。俺がやらなきゃならないことだ。もう学校とは違う。そこは明らかに違っている。そして、もう言ったようにただここにいて、新しいチームやコーチとか、そういうすべてに合わせること自体が素晴らしくなりそうだ。ここには信じられないほどのコーチングスタッフがいて、選手たちもそう。可能な限りスムーズに進んでいるし、皆を知っていくだけですごく楽しい」
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