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チームの安定性に感謝するビルズQBアレン

2021年05月27日(木) 18:28

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Jeff Roberson】

常に逆転が起こっているリーグにおいて、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンは周囲の主要な意思決定者が変わっていないという珍しい機会に恵まれている。

アレンを2018年ドラフトの1巡目で指名して以来、バッファロー・ビルズは同じヘッドコーチ(HC)、同じ攻撃コーディネーター(OC)、ジェネラルマネジャー(GM)を擁してきた。彼らはアレンの周囲に慎重にチームを築き上げ、新たにステフォン・ディッグスという重要なピースを加えたことで、チームは2020年に新たな高みに達している。

アレンのブレイクアウトを受けて一躍名を挙げたOCブライアン・ダボールはチームにとどまっており、ビルズは2021年に再び戦う準備ができている。アレンは組織の安定性という部分で自分が幸運に恵まれていることに気づいているようだ。

アレンはチームの公式サイトに「それがすごくいいスペースを作り出している。同じシステムが4年目になって、ダボールやドーシーコーチ(QBコーチ)との信頼関係があるから、すごくいい雰囲気で皆と話ができるし、自分たちのオフェンスを本当に理解して、チームメイトにもそれを頼ることができる」と話した。

「QBの仕事はOCの延長であることで、ある状況で彼が何を望むのかを理解しなきゃならないし、自分としてはそれをチームメイトに伝えることで、フィールド上でもっと成功を収められるように挑戦することができる。こういう状況にいるのはありがたいことだ。同じシステムの中で、理解があって、個人的なレベルで皆のことを知っているなんて、ここは間違いないなく恵まれている」

こういった安定性と一貫性が2020年に輝きを見せた。アレンとダボールが共に13勝3敗を記録して、試合平均得点でリーグ2位につけ、試合平均トータルヤードは2位タイ、試合平均パスヤードは3位だった。このオフシーズンにビルズはアレンの5年目オプションを有効にし、より長期の契約を結ぶことを最終的なゴールとしている。

契約はアレンにとって問題ではない。自分が今進んでいる道をそのまま行けば、十分な支払いが受けられることは分かっているからだ。アレンの新しいステージは、この秋に訪れる。

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