フリーエージェントのRBトッド・ガーリーがライオンズ訪問
2021年05月28日(金) 08:49
かつてオフェンス部門年間最優秀選手賞に輝いたランニングバック(RB)トッド・ガーリーが、再び元チームメイトと組むかもしれない。
ガーリーがデトロイト・ライオンズを訪問し、現地27日(木)に身体検査を受けると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。
ライオンズはガーリーがロサンゼルス・ラムズで一緒だったクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフのホームだ。ガーリーとゴフは2018年シーズンにラムズがスーパーボウルに出場するのを支えている。アトランタへのその旅が2人の絶頂期だった。2019年シーズン終了後にまずはガーリーがリリースされ、2021年の初めにゴフもトレードでチームを去っている。
この2人が再タッグを組む可能性は興味深い。ネームバリューがあるのはもちろんだが、NFLのRBとしてのガーリーの能力について最終的な判断が下されていないのもその理由だ。ガーリーの生産性はラムズでの最終シーズンに大幅に下がった。低迷の兆候はその前のシーズンから見られ、長く続く膝の問題もそれ以降は収まらなかった。アトランタ・ファルコンズに移った2020年、ガーリーはタッチダウン9回をマークするも、キャリー平均は3.5ヤードと、NFLの先発選手に期待される水準には達していない。スターと評価されていたかつてのガーリーからは程遠い数字だった。
しかし、適切な状況であれば――リードバックである必要はなく、同じくジョージア大学出身のディアンドレ・スイフトや新たに加入したジャマール・ウィリアムスらと仕事を分担できれば――ガーリーに残されている能力が最大限に生かせる可能性がある。26歳のガーリー(8月に27歳になる)にとって、分担こそまさに必要としていたことかもしれない。元チームメイトと合流できるとあれば、さらに良い要素だろう。
ガーリーのように膝の負傷歴がある選手にとって、身体検査は重要だ。これに合格できれば、ライオンズにはガーリーがフィットする部分がある。できるだけプレッシャーを抑えつつ、2次的に貢献するというやり方だ。1年前にファルコンズと保証額が350万ドルにとどまる契約をむすんでいるため、財政面はハードルにならないだろう。それ以外をクリアできるかどうかはガーリー次第だ。
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