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QBプレスコットのボールは「けがの前と全く変わらない」とカウボーイズTEシュルツ

2021年05月29日(土) 22:16


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【James D. Smith via AP】

ダック・プレスコットはまだ100%の状態に戻ったわけではない。だが、少なくともチームメイトの1人は6月が近づく現段階で、彼が以前の状態に戻りつつあるのを感じている。

プレスコットは現地25日(火)、ダラス・カウボーイズの公開OTA(チーム合同練習)の大半に参加し、パスラッシュを含まないドリルでチームメイトたちにパスを投げていた。タイトエンド(TE)のダルトン・シュルツは、その際の司令塔の様子に感心したという。

「けがの前と同じようにボールが出ているよ」とシュルツはチームの公式サイトに語った。「俺の見た限り、以前と何ら変わらない。全く同じに見える。同じように正確にボールが俺の手に飛び込んでくる。これからどう進歩するのかすごく楽しみだね」

カウボーイズファンにとっては明らかに良いニュースだ。そして何より、2020年に負った足首の重傷の影響が懸念されたプレスコットからパスを受ける人々にとっては明るい情報だ。スローイングは腕の動きがメインではあるものの、一貫して正確にボールを届けるためには適切なフットワークと下半身の筋肉の使用が要求される。マイアミ・ドルフィンズのQBトゥア・タゴヴァイロアは27日(木)、オフシーズンにヒップとその周辺の筋肉強化に取り組んだ結果、スローイングを改善できたと語っている。同じようにボールが出せるというのは非常に励みになることだ。

オフシーズンの活動が続く中、プレスコットは徐々にフル参加へと関与を増やしていくだろう。そして、トレーニングキャンプを迎える頃には完全な状態になることを目指す。今までのところは順調だ。

【M】