オースティン・コルベットがお試しCに、オフェンシブラインの組み替えを考えるラムズ
2021年05月30日(日) 01:51ロースターのターンオーバーによって、ロサンゼルス・ラムズは新しいセンター(C)を試す必要に迫られた。もしかしたら、それはこのまま定着するかもしれない。
今週のOTA(チーム合同練習)でオースティン・コルベットがラムズのCを務めたと『Los Angeles Times(ロサンゼルス・タイムズ)』が報じている。彼らの新クオーターバック(QB)はマシュー・スタッフォードだ。これまでレギュラーシーズンではガード(G)としてしかプレーしていないコルベットが起用されたのはやや驚きだが、全くの予想外というわけでもない。
コルベットは2019年シーズン序盤にクリーブランド・ブラウンズからのトレードでロサンゼルスにやってきた。2018年のドラフトでは2巡目最初の指名を受けていた。ネバダ大学時代はタックル(T)を務めており、2019年のクリーブランドでのキャンプではGとCを務めた。先発ライトガード(RG)を巡る競争でエリック・クーシュに敗れたコルベットは、GもできるバックアップCとしてデプスチャートに加えられた。
ブラウンズは10月半ばにコルベットをトレードするための手続きを開始し、レフトガード(LG)のジョゼフ・ノートボーンをけがで失ったラムズがジャミール・デンビーに代わってコルベットに目を向けるまでにそう時間はかからなかった。第9週にはコルベットがラムズに加わり、彼は残りのシーズンで先発を務めることとなる。2020年はオフェンシブガード(OG)として16試合全てに先発したが、Cのオースティン・ブライスが去ったことによって、配置換えを考える時が来たようだ。
「彼とマシューは、良い関係を構築した」とラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイはコルベットとスタッフォードについて述べている。「オースティンがGとしてとても良いプレーができるのは分かっている。引き続き、Cではどうかを確認し、ベストなコンビネーションを見つけ出したい」
彼らは今、コルベットがCの答えなのかを探っている段階だ。いずれにしてもラムズはこの夏、最適なオフェンシブラインを組み立てるためにパズルのピースをつなぎ合わせる必要がある。最初に置き場所が決まるのが、コルベットということになるかもしれない。
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