カウボーイズ、LBバンダー・エッシュのトレードに関心なし
2021年06月03日(木) 11:51レイトン・バンダー・エッシュにダラス・カウボーイズのラインバッカー(LB)の未来が重ねられていたのはそう遠くない話だ。ルーキーシーズンにプロボウルに選出されたバンダー・エッシュは相手の脅威となる選手だった。
それから3年、バンダー・エッシュははみだし者になってしまったようだ。
カウボーイズはドラフト1巡目でLBマイカ・パーソン、5巡目でLBジャブリル・コックスを指名し、セーフティからLBに転向するキアヌ・ニールと契約。そして、バンダー・エッシュの5年目オプションを行使しなかった。
LBジェイロン・スミスが今年に入って保証を含む長期契約にサインしており、カウボーイズが何らかの動きに出るとすれば、最初に倒れるドミノはバンダー・エッシュということになりそうだ。
ドラフトが終わって以降、カウボーイズがトレードかリリースのいずれかでバンダー・エッシュを放出するとのうわさがささやかれてきた。
他のチームからはバンダー・エッシュへの関心が寄せられているものの、カウボーイズはトレードに興味を持っていないと『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレーターが現地2日(水)に情報筋の話を元に伝えている。
また、スレーターはバンダー・エッシュが今も2021年とそれ以降の守備陣の計画にしっかり組み込まれているとつけ加えた。
25歳のバンダー・エッシュが契約年を迎えた今、どれほど先の未来までそこに含まれるかは分からない。
かつて1巡目で指名を受けたバンダー・エッシュはフィールド中を駆け、バックスに張りつくタックラーたり得る選手だ。しかしながら、スターらしい初年度の後、バンダー・エッシュはバランスを崩し、ときどきカバレージに苦戦することがあった。さらにチームでの未来を懸念させる材料として、負傷がある。過去2シーズンにおいて、バンダー・エッシュは2020年の6戦を含めて13試合をけがの影響で欠場していた。
新たにダン・クインを守備コーディネーター(DC)に据えたカウボーイズは、新スキームへの移行期に多くのLBを抱えている。チームがバンダー・エッシュの出場可能性を探ることには意味があるだろう。しかし、今の段階で何らかの動きを起こす気はないようだ。
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