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パッカーズRBは「NFL最強のタンデムになれるかも」というA.J.ディロン

2021年06月03日(木) 21:21


グリーンベイ・パッカーズのA.J.ディロン【AP Photo/Matt Ludtke】

グリーンベイ・パッカーズのバックフィールドはこのオフシーズンに1つの要因によって薄くなった。しかし、1人のランナーは、それがプレミアタンデム結成への扉を開くかもしれないと考えている。

2年目のランニングバック(RB)A.J.ディロンは、今シーズンのチームのチャンスについてむしろ強気で、とりわけラッシングアタックに関しては自信があるようだ。フリーエージェンシーでRBジャマール・ウィリアムスが去ったことにより、ディロンは自分の役割が大きくなると考えている。

「俺たちはNFL最強のRBタンデムになれるかもしれない」と現地2日(水)、ディロンは語った。「俺たちは雷と稲妻みたいじゃないか? まさにその通りさ。稲妻の方のアーロン(ジョーンズ)はヤードを稼ぎ出せるし、雷の俺は、足で何人かを出し抜けると思う。どちらもそれぞれ強みを持っているんだ。そして、俺たちのRBルームはそれを全部できる連中でいっぱいだ。それがRBルームのスタンダードなんだ。(ベン)サーマンスコーチの方針で、全部をできるようにして、チームで役割を見つけられるようにするってのが基本なんだ。俺たちはそれを体現していると思う」

ルーキーシーズンのディロンは終盤になるまで鳴りを潜め、1試合で最大5回しかボールをキャリーしていなかった。ところが、ランボー・フィールドでのテネシー・タイタンズ戦では、21回のキャリーで平均5.9ヤードを稼ぎ、2回のタッチダウンを決めてチームは40対14で勝利した。パワーオプションとしては有望ながら、デプスチャートで3番目のRBだった彼は、ようやく違いを見せられるだけのプレー時間を得て、より大きな責任を背負うことが期待される新たなシーズンに向けて気分を高めている。

「あのテネシー戦は、俺の自信を大きく後押ししてくれた。今年に備える今、振り返るとはっきり分かる」とディロンは言う。「2年目に入り、このオフェンスも2年目だ。知識も少し増えたし、自分の役目を広げたいと思っている。どこで貢献できるか分かっているんだ。着実に成長を続けて、あのテネシー戦のような試合をもっとしたい」

パッカーズはかつて、2013年から2015年にラッシングでチームをリードしたRBエディ・レイシーのようなパワーバックに頼って成功したことがある。しかし、今回のジョーンズとディロンのようなワンツーパンチというのは例がない。2021年シーズンの開幕までにグリーンベイがクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースとの関係を修復できたなら、なかなか面白いことになりそうだ。

今のところはまだ、オフシーズンの飾り文句という程度であり、選手たちがみんな人生で一番の状態であるとか、オフェンスがいまだかつてない爆発力を備えているといった類の言葉と同義だ。しかし、それが実現されれば、パッカーズのオフェンスは一層危険な存在となるだろう――そこにロジャースがいる限りは。

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