ドイツでのレギュラーシーズンゲームを検討するNFL
2021年06月04日(金) 13:53今季はNFLが国際的な舞台に戻り、イギリスで2試合が開催される。ヨーロッパの次の会場はドイツになるかもしれない。
今後の開催を見据えて、リーグが近いうちにドイツの都市からの関心を評価する予定だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地3日(木)に報じた。
まだ何も決まっていないものの、この動きはレギュラーシーズンの試合がミュンヘンのアリアンツ・アレーナやドルトムントのジグナル・イドゥナ・パルク、ベルリンのオリンピアシュタディオンなどのドイツの名だたるスタジアムで行われる可能性を示している。
2020年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって国際的な遠征が中断する前、リーグは2007年から毎年少なくとも1試合はロンドンで実施し、2014年以降は毎年少なくとも3試合を行ってきた。今季はトッテナム・ホットスパー・スタジアムで第4週のニューヨーク・ジェッツ対アトランタ・ファルコンズと第5週のマイアミ・ドルフィンズ対ジャクソンビル・ジャガーズの2試合が行われる予定だ。リーグはまた、2016年から2019年にレギュラーシーズンの3試合をメキシコシティで実施してきた。
しかし、ヨーロッパ大陸ではまだレギュラーシーズンの試合が行われたことがない。
しかしながら、ドイツではNFLがスポンサーとなってNFLヨーロッパが1991年から2007年に実施された経緯がある。このリーグにはドイツを拠点とするベルリン・サンダー、ケルン・センチュリオンズ、フランクフルト・ギャラクシー、ハンブルク・シー・デビルズ、ライン・ファイアも参戦していた。このリーグが行われている間に8つのドイツのスタジアムでアメフトがプレーされており、そのうち7つは今も運営されている。
ドイツと近代のNFLの関係は深い。“International Pathway Player Program(インターナショナル・パスウェイ・プレーヤー・プログラム)”の効果で過去6年に数々のドイツ生まれの選手たちがNFLのロースター入りを果たしており、そこにはモリツ・ボーリンガー、マーク・エンゼオカ、クリストファー・エゼアラ、デイビッド・バダ、モバラク・ディジュリ、ヤコブ・ジョンソン、アーロン・ダンコーらがいた。
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