QBの判断を前に攻撃陣の指導に集中するペイトリオッツ
2021年06月04日(金) 17:09トレーニングキャンプでの本格的な競争はまだ先の話だが、ニューイングランド・ペイトリオッツの最も重要なポジションについての議論にはすでに多くの時間が費やされてきた。
現地3日(木)、攻撃コーディネーター(OC)のジョシュ・マクダニエルズがQBの状況についての質問に応じている。マクダニエルズは最も初歩の地点から話を始めた。
「彼ら全員にハードに指導するし、公正にコーチし、彼らが必要としているすべてを指導する」とマクダニエルズは『98.5 The Sports Hub(98.5ザ・スポーツ・ハブ)』に話した。
「彼ら全員が必要としていのが、良好で率直なコミュニケーションだ」
コミュニケーションは現職の先発QBであるキャム・ニュートンの強みだと指摘するマクダニエルズは、ペイトリオッツでの奇妙な1年目が、2年目を迎えるニュートンにとって有益だったことが証明されていると言う。
『Boston Globe(ボストン・グローブ)』によれば、マクダニエルズはニュートンについて「彼は今年、前とは全く異なる位置に戻ってくる。彼はオフェンスについて異なる見識を持ち、用語についても異なる理解をしていた」と語っている。
オフェンスをしっかりと把握することは、マクダニエルズの望むもののトップに近いところにあるようだ。マクダニエルズは木曜日に、ドラフト前のワークアウトでマック・ジョーンズのパフォーマンスをつぶさに観察していたと振り返った。
プロデーでジョーンズや他のQBたちのどこを見ていたのか問われたマクダニエルズは「存在感。指示」と答えた。
「ワークアウトの主導権を握っているか? 他のプレーヤーと一緒に参加するために、彼らに話しかけているか? 彼らはコーチ可能か?」
そういった情報を手にしてみれば、なぜペイトリオッツが4月にドラフト1巡目で指名する選手としてジョーンズがふさわしいと感じたのかも理解できる。あとはジョーンズ自身がいかに早くオフェンスを把握するかであり、そういったプロセスは一朝一夕で終わるものではない。
知的な部分が終われば、あとは身体的に実行する段階になる。その部分はトレーニングキャンプで試されるだろう。今はオフェンスをかみ砕くことが大事だ。
【A】