QBロジャースの状況がファンを分断しているとパッカーズ社長兼CEOのマーフィー
2021年06月07日(月) 10:37最高の選手の未来がどうなるか分からない状況にあるときにはいつでも、最終的な結果がその選手にかかわるほぼすべての人々に影響を与えることになる。
クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースをめぐる不確定な状況が続く中、グリーンベイ・パッカーズの社長兼CEOのマーク・マーフィーが現地5日(土)に、この問題がファンに大きな打撃を与えていると語った。
マーフィーは『Packers.com』に毎月寄せているコラムに「アーロン・ロジャースに関してわれわれが直面している状況が、われわれのファンベースを分断している」とつづっている。
「私が受け取ったメールや手紙がその事実を反映している。先月に書いた通り、われわれはアーロンの件を解決しようと努力し続けており、2021年以降も彼がわれわれのQBでいてほしいと思っている。この状況を解決するために取り組んでおり、両サイドが公にはあまり発言しなければしないほど良いと認識している」
ロジャースがチームに不満を抱えていることがドラフト日に公に報じられて以来、ロジャースとチーム首脳陣の関係については推測や議論、および批判が絶えなかった。
自主参加のOTA(チーム合同練習)をスキップするというロジャースの決断や、マット・ラフルアーHC(ヘッドコーチ)による、8日(火)に始まる参加必須のミニキャンプにロジャースが参加するかは分からないとの発言を受け、この話題はなおも鎮まることがない。
各陣営がすれ違っている様子だが、マーフィーHCはジェネラルマネジャー(GM)であるブライアン・ギュートカンストへの支持をためらうことなく示している。今後数カ月で、引き続きギュートカンストがこの状況において主要な役割を担うだろう。
「ブライアン・ギュートカンストには非常に大きな信頼を寄せている」とマーフィーはコラムで述べている。
「彼がわれわれのGMを務めている期間は比較的短いが、もうチームの運勢を完全にひっくり返している。彼は才能あるチームをまとめた(昨年のプロボウルで選出されたプレーヤーはわれわれが最も多かった)。2017年と2018年に連続して負け越した後、このチームは過去2年で28勝8敗を記録し、連続してNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でプレーしている。さらに、彼はヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーと実に良い仕事関係を築いている。彼と副社長兼フットボール運営部門責任者のラス・ボールはスマートにサラリーキャンプを管理し、未来に向けてわれわれを良い位置に置いてくれた」
マーフィー、ギュートカンスト、ラフルアーのロジャースを街にとどめたいとの思いは揺らいでいない。しかし、オフシーズンが進んでいくにつれ、その願いがどうなるかは分からなくなっていく。今週には事態が進む方向に新たな兆候が見えるはずだ。
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