元チーフスアシスタントコーチのブリット・リードが自動車事故の無罪を主張
2021年06月08日(火) 14:09現地7日(月)、カンザスシティ・チーフスのアシスタントコーチだったブリット・リードが、少女が重傷を負った交通事故において無罪を主張し、判事は制限付きでの運転再開を許可している。
判事は罪状否認手続きにおいてブリットの拘束を変更し、車両を動かす前に酒気検知器による検査をパスすることが求められる特別なインターロックデバイスの使用を許可している。
チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードの息子であるブリットは、人に身体的な重傷を負わせた酒気帯び運転によって4月に起訴されていた。事故が起こったのはその2カ月前の2月、チーフスがタンパでスーパーボウルに出場するわずか数日前であり、ブリットはアローヘッド・スタジアムに近い州間高速道路435号の進入ランプで2台の車に衝突している。
起訴状によれば、2台のうちの1台はバッテリー切れで停車しており、もう1台の車は助けに来たいとこが所有するものだった。1台に乗車していた5歳のアリエル・ヤングちゃんが外傷性脳損傷を負っている。
起訴状にはカンザスシティの警察官がアルコール臭を感じたこと、また、ブリットの目が充血していたことも書き添えられている。
衝突の直前にブリットは約時速135kmで走行しており、事故から2時間後の血中アルコール濃度は0.113だった。0.08からが違法とされる。
事故後に鼠径部の緊急手術を受けたブリットは休職していた。その後、チーフスは契約を打ち切っている。
次回のヒアリングは7月22日(木)に行われる公判前会議になる予定。裁判の日程は決まっていない。
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