タイタンズGMロビンソン、WRジョーンズの獲得は「必要な動きだった」
2021年06月10日(木) 00:27テネシー・タイタンズのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ロビンソンは今週、スターワイドレシーバー(WR)のフリオ・ジョーンズを獲得するために、大勢をひっくり返すトレードに打って出た。
現地9日(水)、『NFL Network(NFLネットワーク)』の“Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)”に出演したロビンソンは、タイタンズオフェンスにとってジョーンズの追加は完璧なマッチだと述べた。
「私の責務はチームに可能な限り多く優秀な選手を集めることだ。ロースターに戻ってきた人々、オフシーズン中に加えた人々についてはすでに期待していたが、フリオのような選手を獲得し、彼を自分のフットボールチームに加えられる機会というのはそうそうやってくるものではない」と彼は述べた。「これはわれわれがしなくてはならない動きだと思ったんだ。彼を迎え、ファンが大いに盛り上がっているのは知っている」
タイタンズはジョーンズを手に入れるために2022年の2巡目指名権を手放し、2023年の4巡目指名権と6巡目を交換している。比較的低コストで済んだのは、ジョーンズの最近の負傷歴と、タイタンズが全て肩代わりすることになった1,530万ドル(約16億8,000万円)の報酬のためだ。また、ジョーンズが2021年に以前のプロボウル級の調子を取り戻した場合には、契約の見直しを求める可能性もある。
チャンスが豊富なAFC南地区で頂点を目指すロビンソンにとっては、冒す価値あるリスクだった。
いまだディフェンスについては疑問の残るタイタンズのGMは、クラブにとって最善のことをした。オフェンスの火力を増やしたのだ。WRコーリー・デイビスとタイトエンド(TE)ジョンヌ・スミスがフリーエージェンシーで去った穴を埋めるのに、ジョーンズのトレードは不足を補って余りある。
ジョーンズとA.J.ブラウンをアウトサイドに配置できるということは、どこにリソースを割くべきか悩む相手ディフェンスにとっては悪夢だろう。クオーターバック(QB)ライアン・タネヒルも有利な状況を多く見いだすに違いない。
「その2人(ジョーンズとブラウン)に、(TE)アンソニー・ファークサー、WRジョシュ・レイノルズ、バックフィールドにランニングバック(RB)デリック・ヘンリーがいて、もちろんライアンがいる。彼らがどれだけお互いを補完し合い、ディフェンスにストレスをかけ、守備コーディネーター(DC)の仕事を難しくするかと思うと、胸が躍るよ」とロビンソンは述べた。「その2人と、ジョシュ・レイノルズ、ファークサーと(TE)ジェフ・スウェイム、デリックがチームにいることに興奮している。オフェンス的にわれわれのやろうとしているトレンドが続くことを願っているよ」
ステップバックもやむなしと考えられていたタイタンズにとってのジョーンズの加入は過小評価すべきではない。ロビンソンの大胆な決断によって、彼らはAFCトップクラスのチームに浮上したことになる。
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