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カーディナルスSベイカーがアレン・アイバーソンへの敬意を表してナンバー3に変更

2021年06月10日(木) 15:28


アリゾナ・カーディナルスのブッダ・ベイカー【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

アリゾナ・カーディナルスのセーフティ(S)ブッダ・ベイカーはNFLの世界に足を踏み入れて以来、ジャージーナンバーをシャッフルしてきた。

5年目を迎えるにあたり、ベイカーはついに答えを見つけたようだ。

これまで36と32をつけてきたベイカーは、今後はナンバー3を使用する。そのインピレーションはどこから来たのか? それは、スポーツの歴史上最も偉大な“ナンバー3”の一人に由来する。

チームによれば、ベイカーはナンバー変更について「俺はアレン・アイバーソンを見るのが大好きだった」と語ったという。

「彼があのスワッグでゲームを変えるところ、彼のプレー、彼がやってきた努力。俺はそういうふうにフットボールフィールドでやっている。だから、自然なことだった」

自分が見て育ってきたNBAの殿堂入り選手と同様に、ベイカーも体の大きさからくる不利を乗り越えてきた。約178cmのベイカーには、プロのレベルについていけるのかとの疑問が持たれることがあった。オールプロに2度、プロボウルに3度選ばれていることが、ベイカーがいかに問題なくプレーしているかを表している。

高校と大学で32を使用したベイカーは、Sタイラン・マシューが元のナンバーを使っていたことから、ナンバー36でルーキーシーズンをスタートした。

2018年にマシューがアリゾナから去ったことからベイカーが32を再び使用する機会が訪れ、2019年と2020年はこの数字を使っている。しかし、オフシーズンに行われたルール緩和によって一桁の数字を使うことが可能になったことから、ベイカーは再びナンバー変更をすることを決断。

ベイカーは先月に「3度目の正直さ」と『NFL Network(NFLネットワーク)』のコリーン・ウォルフに話した。

「36を使っていた。そのときタイランが32だったから。その後、32をゲットした。今はナンバー3。一桁にして、自分のアイデンティティを出さなきゃならなかった。自分自身のレガシーをな」

MVPに1度、オールスターに11度選ばれたアイバーソンは、17年のNBAキャリアを通じて信じられないほどのインパクトを与えてきた。ベイカーがこれまでの道のりを歩み続ければ、ベイカーも同じくらいの偉業を達成できるだろう。

「これが答えだ」

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