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練習2日目に印象づけたパッカーズQBラブ

2021年06月10日(木) 14:57

グリーンベイ・パッカーズのジョーダン・ラブ【AP Photo/Morry Gash】

将来の殿堂入りクオーターバック(QB)の後継者候補というあまりうらやましくない役割を背負ってジョーダン・ラブがドラフトで指名されて以来、ラブの話題はあまり多く聞かれてこなかった。しかしながら、そのレジェンドがオフシーズンアクティビティに参加していないことから、ラブにチームメイトたちとの貴重な練習機会が与えられている。

現地8日(火)の印象に残らない様子とは一変し、ラブはグリーンベイ・パッカーズの水曜日の練習で鋭さを見せたと現地を訪れた報道陣が伝えている。ラブがNFLでの最初のシーズンでこれといった要素にならなかったことを踏まえれば、今回の結果はかかわるすべての人々にとって励みになるものだ。アーロン・ロジャースがチームに不満を抱いた結果としてラブが先発職を担うことになったとしても、水曜日のような練習ができれば、ラブにその仕事をこなすことが可能である証明になる。

「いい日が自信を作るんだと思う。あとはいい日の上にまたいい日を積み重ねていくだけさ」とラブは話した。

「うまくやったり、ハイレベルなパフォーマンスを発揮することで、間違いなく自信が深まるし、そこでより心地よく感じ、スムーズにプレーできるようになると思う」

ラブはオフシーズンの最初の頃にはいなかったパッカーズのベストプレーヤーたちとリアルタイムでどうプレーするかを学びつつある。2日目の練習は、そういった努力における最初の大きな一歩だった。

「間違いなく自分にとってはいい日だったと思うし、他の全員にとってもそうだ。昨日の攻撃陣の練習から立て直した。分かっている通り、俺たち全員にとって最高の練習じゃなかったし、俺にとっても同じだった」とラブは振り返っている。

「ここに来て、今日立て直すことができて、全員にとってすごく意味があったし、俺たちがいかに立て直すことができるかを示した。いい日だったし、今の目標はいい日を積み重ねて明日にもっと良くなることだ」

ラブは2020年ドラフトを前に1巡目候補としての注目を受けた。それはラブの運動能力と腕の才能、そして、それら2つを合わせて正真正銘のNFLのQBになれるポテンシャルを見い出されてのことだった。ユタ州立大学での最終シーズンはその前年度ほどは印象的ではなかったものの、パッカーズは自分たちのトップ指名権を費やすだけの価値をラブに見いだした。外野の多くが、パッカーズはロジャースのターゲットとなるべきプレーメーカーを指名するのではないかと見ていたにもかかわらずだ。

おそらく、結果としてその判断はうまくいったのだろう。ラブはトレーニングキャンプを前にグリーンべイのオフェンス陣の中で成長するチャンスを手にいれた。もしかしたら、本人が言うように良い日を積み重ね、パッカーズの才能ある攻撃陣を2021年に率いていけるQBに成長できるかもしれない。少なくとも、パッカーズは未来を担うQBを優れたバックアップオプションに育てようとしており、不満を抱えたロジャースがフランチャイズから距離を取り続けるのであれば、そのバックアップが先発の座につくこともあり得るだろう。

「このオフシーズンを通して、準備し、自分自身を整えるのが俺のマインドセットだった」とラブは言う。

「ここに来たときから、それが俺のマインドセットだった。アーロンがここにいようといなかろうと。俺はプレーに向けて自分自身の準備を整えなきゃならないんだ」

水曜日にラブは少なくとも練習の準備はできていることを示した。こういった日が続けば、チームには堅実なプランBができるはずだ。

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