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バイキングスとDEハンターが契約再構築に合意

2021年06月15日(火) 09:58

ミネソタ・バイキングスのダニエル・ハンター【Ryan Kang via AP】

ディフェンシブエンド(DE)ダニエル・ハンターがミネソタ・バイキングスへの要望を通すために、参加義務のあるミニキャンプのホールドアウトは必要なかった。

ハンターとバイキングスが再構築された契約の内容に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の情報を元に伝えている。この合意において、ハンターは多くの金額を遠くないうちに手にすることになる。その見返りとして、バイキングスは最も重要な選手の一人の状況について長く続いていた疑念に答えを出している。

再交渉した契約の一部として、ハンターは2021年にサインボーナスとして560万ドル(約6億2,000万円)を受け取ることになり、通常のベースサラリーよりも早い段階で報酬が入ってくることになる。より重要な変化は2022年に訪れ、リーグイヤーが始まってから5日目に新たな1,800万ドル(約19億8,000万円)のロースターボーナスが有効になる。この日がバイキングスにとっての意思決定日で、ハンターを2,000万ドル(約22億円)の高額でロースターにとどめるか――その日までチームにいたとすればロースターボーナスとして1,800万ドルが保証――、新契約を結ぶか、資金を確保するためにハンターをリリースするかを決断することができる。

本質的に、5年の契約延長だったものが、3月に大きな分岐点を控えた4年の合意になった形だ。

26歳のハンターはまさにキャリア最高の時にいるものの、2020年シーズンは手術を要する首の負傷によって全試合を欠場した。ハンターのいないバイキングスはかなりの苦戦を強いられ、試合平均被ヤード(393.3ヤード)で下から3位に沈んでいる。また、チームとしてのトータルサック数は23回で、リーグ28位だった。

健康状態に問題がなく、出場可能な状態であれば、ハンターはゲームを破壊する力を持つエッジラッシャーだ。2018年と2019年にはサック14.5回をマークするというプロボウル選出につながる活躍を見せている。

ハンターの価値に疑念はない。あとはバイキングスが2022年にハンターに2,000万ドルの価値を見いだすかどうかだ。ハンターがけがさえ避けられれば、2021年にすべてを問題なく進める準備はできている。運命の日はまだ先だが、それほど遠いわけでもない。

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