デンバー・ブロンコスのディフェンシブエンド（DE）ボン・ミラーは、チームに不安を与えているグリーンベイ・パッカーズのクオーターバック（QB）アーロン・ロジャースのうわさを耳にしている。

ミラーは「アーロン・ロジャースが来るなんて、考えただけでクレイジーだ。リーグのどのチームに入っても、彼はそのチームを変えることができる」とこの週末に自身が主催する“Pass Rush Summit（パスラッシュ・サミット）”で話していたという。『Las Vegas Review-Journal（ラスベガス・レビュー・ジャーナル）』のビンセント・ボンシニョールが報じている。

ブロンコスがロジャースをトレードで獲得する可能性、もしくは、ミラーのチームメイトであるコーナーバック（CB）カリーム・ジャクソンによるとブロンコスを候補にしているというQBデショーン・ワトソンをトレードする可能性について、スターラッシャーのミラーはあまり気にしていようだ。

「彼らに感情移入しすぎてそれが実現しなかったら、今度は（ドリュー）ロックが、今のQBはどうでもいいのか？　ってなってしまう」とミラーは述べている。「だからうわさにはあまり感情的にならない方がいい」

ミラーはうわさに感心がないことを示しただけでなく、ブロンコスの現QBを務めるドリュー・ロックの肩を持った。

「アーロン・ロジャースかデショーン・ワトソンを獲得できると考え始めるかもしれないけど、ちょっと待った、俺たちにはドリュー・ロックがいる」とミラーはコメント。「俺たちが一緒に戦うのは彼だ。何かが変わるまではロックとともにシーズンに臨む」

ロックはまず、QBテディ・ブリッジウォーターに勝って先発の座を手に入れなければならない。練習に参加した記者たちによると、OTA（チーム合同練習）ではブリッジウォーターが優位に立っていたという。僅差であれば、ブロンコスは上昇傾向にある若いロックを選ぶ可能性がある。しかし、ターンオーバーが続くようであれば3年目のロックはベンチ入りすることになるだろう。

ブロンコスを取り巻くうわさが絶えないのは、チームにはQBにさえ大きな不安がなければポストシーズンに進み、プレーオフで活躍できるロースターがそろっているからだ。ロックかブリッジウォーターのどちらかがその疑問を黙殺するまで、うわさは止まないだろう。

【R】