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昨年の先発がそろったからといって何も保証されていないとバッカニアーズWRゴッドウィン

2021年06月15日(火) 14:10

タンパベイ・バッカニアーズのクリス・ゴッドウィン【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

タンパベイ・バッカニアーズがオフシーズンを使ってスーパーボウル制覇を果たしたチームを再結集させたのはよく知られている。

バッカニアーズはロンバルディトロフィーを勝ち取ったチームの先発22名を呼び戻し――近年には前例がない――リザーブの多くも連れ戻した。昨シーズンにチームの一体化に時間がかかったことを踏まえれば、このプロセスは歓迎すべきものだと考えられる。親和性をもう一年高め、もしかしたら2003年から2004年にクオーターバック(QB)トム・ブレイディとニューイングランド・ペイトリオッツが果たして以来のスーパーボウル連覇を遂げられるかもしれない。

『NBC Sports(NBCスポーツ)』の“Football Morning In America(フットボール・モーニング・イン・アメリカ)”のゲストライターとして、バッカニアーズのワイドレシーバー(WR)であるクリス・ゴッドウィンはほとんどのチームメイトが戻ってきたことに胸躍る心境を語る一方、まだやるべきことはあると指摘している。

「すべてのプレーヤーが戻ってきたときにどんなインパクトがあるかなんて誰も知らない」と主張したゴッドウィンは次のように続けた。

「だけど、すごくいいことだと思うぜ。俺たちは自分たちのベストをプレーしたと思っていないから。たとえ、スーパーボウルでもな。俺たちは31点を挙げたけど、4つのクオーターで攻撃陣にとって最高のゲームだったわけじゃない。自分たちにはもっとやれるって分かっている。それに、俺たちはもっとよくなるはずだ。俺たちのオフシーズンはそれをやるためのいい機会だった。だが、全員が戻ってきたから自動的に勝利のための最高の位置にいるなんて言うやつがいるか? それは自分にうそをついている。馴染みがあったところで、スタート位置がいいってこと以外に何も保障されない」

攻撃陣にはもっと良くなる余地があるというコメントは、シーズンの早い段階でタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーが発言していた内容と一致する。

ブレイディがレシーバーたちと一体化するために時間がかかったことによって、シーズン開幕時にはいくつかのつまずきがあった。バッカニアーズはポストシーズンの4試合を含む8連勝によってタイトルを勝ち取り、自分たちに何ができるかを証明している。昨シーズンのラスト7試合のそれぞれで30点以上を記録し、そこにはスーパーボウルも含まれていた。

ゴッドウィンが戻ってくる中、マイク・エバンスは8連続の1,000ヤード越えシーズンに向けて備え、オフェンシブラインはもう1年かけて信頼性を構築し、O.J.ハワードがけがから復帰するとともにパスキャッチの達人であるジオバニ・バーナードがバックフィールドに加入。バッカニアーズの火力は今季にいや増している。

表明上はNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)制覇の有力候補であるバッカニアーズだが、ブレイディは決して栄誉の中であぐらをかいたりしないとゴッドウィンは考えている。

「トムについては、俺たちは春に何度か練習してきた」とゴッドウィンはつづった。

「彼の腕はすごく鮮やかだ。彼のすごいところは、ボールがとてもレシーバーフレンドリーで、望み通りのところに来ること。メンタル的な部分で、彼は誰も自分のようではないということを自分で分かっているという事実に、いい感触を持っていると思う。だって、彼は“OK、さあ次だ”って感じなんだ。でも、彼は誰かに自分の態度を強いたりしない。今トレーニングキャンプが始まって、皆、去年のこれを覚えている? とか、あれを覚えている? とか言うとする。そしたら彼も何か言うだろう。だが、俺はそんなものを見ていない。俺たちは自分たちのミッションが何か分かっているんだ」

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