リハビリ中のブラウンズWRベッカムは「絶好調」とWRランドリー
2021年06月15日(火) 14:14クリーブランド・ブラウンズのワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムは昨年のシーズン第7週の試合、第1クオーターでクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドからのパスがインターセプトされたプレーでACL(前十字靱帯)を断裂した。それ以降、フットボール界でOBJことベッカムの姿を見ることはほとんどなかった。
ところが、このスターレシーバーの親友でもあるチームメイトのWRジャービス・ランドリーは、ベッカムのリハビリの進み具合を間近で見てきた。ベッカムは週末にランドリーが主催したソフトボールのチャリティイベントに参加している。膝の手術を受けて以降、オフシーズンのワークアウトでベッカムは以前の姿を取り戻してきたとランドリーは記者団に話した。
「彼は絶好調だった」とランドリーは『ESPN』に述べている。「みんなにも早くその姿を見てもらいたいよ。彼がフィールドに復帰するのが待ち遠しい。コンディションもかなりいいし、準備は万端だ。まだ(手術から)半年ちょっとしか経っていないけど、すでに信じられないような動きをしている」
ベッカムは定期的に走ったりワークアウトをしたりしている動画をソーシャルメディアに投稿してきたが、そこからは28歳のベッカムのリハビリがどのように進んでいるのかを詳しく知ることはできなかった。
このオフシーズンにフィールドで一緒にワークアウトしたときに、OBJは素晴らしい姿を見せてくれたとランドリーは語った。
「彼はけがをした方の足を軸に勢いよくポストルートを走り出して、そこから縦に方向転換。同じ足でジャンプをしてからボールをキャッチしたんだ。やってくれるよ。それも片手でだ。見ていて “おい、去年より良くなってないか?”って思ったよ」とランドリーはコメントしている。
昨シーズンのベッカムはなかなか調子が上がらず、メイフィールドとの連携も取れないままに終わった。けがに見舞われる前の6試合でベッカムは42回のターゲットのうち23回のパスをキャッチして319ヤードを稼ぎ、3回のタッチダウンを決めている。ベッカムは16試合で850ヤードを超えるペースだったが、12試合以上に出場しながら1,000ヤードを下回るのは、彼のキャリアの中ではこれまでにないことだ。
レギュラーシーズンの残り期間とポストシーズンで勝利を挙げたピッツバーグ・スティーラーズ戦でベッカムを欠いたクリーブランドは、OBJがいなくてもボールを動かせることを示した。しかしながら、健康でやる気満々のベッカムが戻ってくれば、オフェンスは一段とレベルアップすることだろう。ベッカムは健康な状態で復帰し、この極めて重要なシーズンにメイフィールドと意気投合すれば、フィールドを揺るがす力となる才能を持っている。
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