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FAのDTリチャードソンが古巣バイキングスに帰還

2021年06月16日(水) 11:32

シェルドン・リチャードソン【Alika Jenner via AP】

クリーブランド・ブラウンズからリリースされて2カ月、シェルドン・リチャードソンが古巣の一つと新たな契約を交わした。

ミネソタ・バイキングスが元プロボウラーのディフェンシブタックル(DT)と契約したことを現地15日(火)に発表している。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによれば360万ドル(約4億円)の1年契約で、インセンティブにより最大435万ドル(約4億8,000万円)になるという。

30歳のリチャードソンはクリーブランド・ブラウンズで実りある2年を過ごした後、ちょうどミニキャンプ開始に間に合うようにミネソタに帰還する。ブラウンズがジェイデビオン・クロウニーと契約したのを受け、キャップスペースを空けるべくリチャードソンは4月にチームから放出されていた。

リチャードソンが以前にマイク・ジマーHC(ヘッドコーチ)の下でプレーしたのは2018年シーズンだった。この年、バイキングスはトータルディフェンスでトップ5につけている。2013年に1巡目指名を受けたリチャードソンは2017年シーズンをシアトル・シーホークスで過ごした後、1年契約でバイキングスに加わった。リチャードソンはその価値があることを証明し、先発16試合でタックル49回、サック4.5回を記録している。

リチャードソンが離脱した後の2019年のバイキングス守備陣は堅実ではあったものの、2020年は主要選手の何人かがいなくなったことや負傷などによって目に見えて力が弱まっていた。チームはフリーエージェンシーを通じてジマーが“不作”と称したユニットの強化に努めている。

リチャードソンはニューカマーのダルヴィン・トムリンソンや、2020年はオプトアウトを選んでいたマイケル・ピアースらと共に大きな戦力になるだろう。昨シーズンの大部分を負傷で失ったダニエル・ハンターやこれまでのキャリア5年中4シーズンをバイキングスで送ってきたスティーブン・ウェザリーも、今季のバイキングスのポテンシャルを高めている。

大型契約を結んだトムリンソンやピアースの存在があるだけに、リチャードソンが先発ラインアップに入ることはないかもしれない。しかし、チームが秋に向けて準備をする中で、リチャードソンはDラインに大きな価値あるデプスを生み出している。

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