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ミニキャンプでのインターセプト5回について、「攻撃性重視だった」とドルフィンズQBタゴヴァイロア

2021年06月16日(水) 20:03


マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【NFL】

元NBA選手アレン・アイバーソンの有名な言葉を借りれば、“まだミニキャンプじゃないか!”ということだ。

現地15日(火)に始まったマイアミ・ドルフィンズのミニキャンプで、クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアはモンスーンのような天候に苦しめられた。2年目のQBはセッション中に5回のインターセプトを喫したとされている。理想的な状況でないのは確かだが、今回の練習においてはアグレッシブであろうとしたことによって、インターセプトが増えただけだとタゴヴァイロアは述べている。

「そこに重点を置いていたんだ。このミニキャンプ初日はとにかくアグレッシブに、ボールをダウンフィールドまでプッシュしようとした」と彼は述べた。「もちろん、スマートでありたいけど、ミスをするタイミングがあるとすれば、今がそのための時間だよ。今はただ、ホールに何がはまり、カバレッジの中でどこまで投げられるかやってみて、それをフィルムルームで見て、そこから学ぼうとしているんだ」

練習で5回のインターセプトを浴びたQBの話をどこかで聞いた覚えがあるとするなら、それは2019年、サンフランシスコ49ersのトレーニングキャンプでジミー・ガロポロが5回連続でインターセプトを記録した時のことだろう。その年、49ersはスーパーボウルに出場した。要するにこういうことだ――練習の1プレーをあまり深読みすべきではない。

まだ6月なのだから。素晴らしくとも、良くとも、悪くとも、悲惨であろうとも、1つのパフォーマンスを過剰に膨らませるのは愚かな行為だ。ミニキャンプは選手たち、特に若手が特定の側面に取り組み、7月末のはるかに重要なトレーニングキャンプに備えるためのものだ。ミニキャンプの失敗を増幅させて、先入観にとらわれてしまうというのはプロセスにおいて逆効果だ。

若いQBがミスをするなら、6月のミニキャンプが最適だ。それから学び、改善すればいい。

コンディションの悪さも、タゴヴァイロアには災いした。しかし、23歳のQBは雨を言い訳にすることはなかった。

「雨の中だって、俺たちはプレーしなきゃならない」と彼は述べた。「ボールがぬれたコンディションだろうと、寒かろうと、暑かろうと、プレーしなきゃならないんだ。予想外を予想しなきゃならない。あの雨の中、戦えたのは俺たちにとってすごく良かったと思っている。今日は全体として見たら、問題ない1日だった。俺たちには直すところがある。これから数時間、フィルムを見返して明日のために修正するんだ」

オフェンスを大きく改善した優秀なドルフィンズのロースターで、2年目のタゴヴァイロアが改善できるかどうかに多くのものが懸かっている。彼がその高みに到達できるかどうかを、雨の6月の午後から予言することはできない。

【M】