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2021年シーズン後の引退も考えるレイブンズDEカライス・キャンベル

2021年06月17日(木) 00:16

ボルティモア・レイブンズのカライス・キャンベル【AP Photo/Charlie Riedel】

2021年シーズンはボルティモア・レイブンズのディフェンシブエンド(DE)カライス・キャンベルにとって別れのツアーとなるかもしれない。

9月に35歳になるキャンベルは、現地15日(火)、今は1年1年を精いっぱい戦っており、14年目のNFLシーズンが終わった後で引退するかどうかをまだ検討していると述べた。

「それは今もまだ考えているところだ」とキャンベルはチームの公式サイトに語った。「俺は1年ごとにやっている。この1年は間違いなくまだやれる。今年は自分の持っているものを出し尽くし、シーズンが終わったら再評価する」

「そのことはもちろん考えるよ。今より若かった頃は15(年)はプレーしたいなんてよく言っていた。15年やることがどんなに大変か理解していなかったんだ。今年は俺にとって14年目になる。まだ力はある。15年プレーしたい気持ちもまだあるぜ。うまくいけば、もう1年やれるかもしれない。いずれ分かるさ」

年齢を重ねても、身長203cmの人間輸送機は違いを生み出すことができる。レイブンズでの1年目となった昨シーズン、キャンベルは6度目のプロボウルに選ばれ、4年連続の栄誉を授かった。わずか12試合の出場ではあったが、彼はサック4回とタックル28回を生み出している。

しかし、シーズン半ばでふくらはぎを痛めて欠場し、第12週には新型コロナウイルス(COVID-19)に感染してしまった。今は完全に回復したというが、COVID-19との闘いは忘れられないとベテランは述べた。

「時々、出たり消えたりするように感じるんだ。本格的に始まるまでは確信できないのかもしれない」とキャンベルは言う。「この2カ月はずっと調子がいい。大きな問題は何も出ていない。しばらくは長引いていたんだ。あんな経験は誰にもしてほしくないよ。本当にきつかった。みんなに出る症状がなくなっても、自分が自分じゃないように感じるんだ。今はもうすっかり気分が良くなったけどな。フィールドに出て、圧倒する準備はできているぜ。楽しみたいな。これからもそういう状態でありたい」

2022年か、もっと後かは分からないが、本当に引退する時が来るまでに、キャンベルはスーパーボウルでプレーしてみたいという。

「1年の終わりにハッピーになれるチームは1つだけだ」と彼は述べた。「昨年はいいチャンスがあると思ったけど、達成できなかった。今年のメンタリティは、最善を尽くすことだ。才能、スキームに関してどんなものを持っているかはチームとして分かっている。俺たちはすごくいいチームだし、スペシャルな存在になれるはずだ」

「新しい1年だ。今年は17試合、過去の年とは違う。誰かがその基準を作らなきゃならない。それが俺たちでいけない理由がどこにある?」

ロンバルディ・トロフィーを手にすることができたなら、キャンベルの引退の決断も少しは容易になるのかもしれない。

【M】