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ジャガーズの先発QBはまだ決まっていないとパスゲームコーディネーター

2021年06月17日(木) 11:30


ジャクソンビル・ジャガーズのガードナー・ミンシュー【NFL】

ジャクソンビル・ジャガーズの変化の年は、その対象としてガードナー・ミンシューのヘアースタイルを含め、あらゆるものを出し惜しみしていない。

クオーターバック(QB)であるミンシューの立場がどうなっているかは興味深いところだ。ジャガーズはQBについて明らかに新時代を迎えようとしているが、ミンシューは今もそこにいる。今や新たなチームの救世主の後ろに控える存在になったと言う者もいるかもしれないが、ミンシューには今でも確かな価値がある。

問題は、新生ジャガーズにおけるミンシューの役割がどうなっていくかだ。特にこのオフシーズンにベテランQBのC.J.ビーサードが加わったことを受け、現地16日(水)にQBポジションについて質問されたパスゲームコーディネーターのブライアン・ショッテンハイマーは、ミンシューがナンバー2の役割に固定されると考えることに警告を発した。ショッテンハイマーの考えでは、ジャガーズが全体1位でトレバー・ローレンスを指名した今も、現時点ではすべての可能性があるという。

ミンシューが2番手の選択肢と見られていることについて「繰り返すが、私はそれに100%同意していない」と話した。

「われわれはまだ先発を指名していない。初日からのわれわれの目標は自分たちにできる限りベストのQBルームを築くことだ。ガードナーに何ができるかをわれわれは知っている。C.J.はわれわれがフィールドでよく見てきた選手で、彼が多くのプレーを決めるのを見たし、自分たちのQBにぜひ見たいと思うような運動能力を彼は示してきた。ジェイク・ルートンは昨年に高く評価されており、シアトルで彼が出てきたときにわれわれは本当に彼が気に入ったということを私は知っている。そして、トレバー・ローレスを迎えるチャンスがあるのなら、もちろんそうするだろう。しかし、われわれは“(ナンバー)1だ、2だ、3だ、4だ”と言うような位置にはいない」

「われわれは彼ら全員で回している。全員がレップスをこなしている。われわれはこの部分を本当にコンペティティブにしておきたい。最終的に、先発を指名するときになれば指名する。それに、アーバン(マイヤー/HC)は準備が整ったときにそうするだろう。だが、彼らが競う様子を私はただ楽しんでいる。もう言ったように、ガードナーの立場からすれば、彼がナンバー1だ。彼にはリーダーシップの能力がある。素晴らしい点だ。C.J.はここにやってきて、システム的な面でいくらか追いつく必要がある。ウォーホップ(OLコーチ)がとどまり、うちの言い回しのいくつかは変わっていないのでね。もちろんジェイクは練習量がおそらく最も少なくなるだろうが、そこへ出ていくたびに彼はチームを動かし、われわれに“こいつは本当にすごいぞ”と思わせるようなことをやってきた。QBルームについては、今の状況にワクワクしている。それでも、物事がどう進んでいくかについて話すには早すぎる」

ローレンスがこれからの10年以上にわたってフランチャイズタグQBとなるべく指名されたのは確かで、シーズン第1週の先発もおそらくローレンスになるだろう。それでも、その役割を本当につかめるかは本人次第だ。そして、ゴールデンボーイのすぐ後ろに――もしくは、不測の事態が起こった場合にはその前に――つけるQBとして誰がふさわしいのかも、その他のQB次第で決まっていく。

ミンシューはキャリアを通じて23試合(先発20試合)に参戦し、驚きの活躍をしたデビューシーズンには先発の力が十分にあることを見せていた。それを受けてニック・フォールズをシカゴ・ベアーズにトレードしたジャガーズは、2020年にミンシューの手に手綱を託す。しかし、このプランはけがの影響でうまく機能せず、ミンシューは9試合の出場にとどまり、ジャガーズはマイク・グレノンや前述のルートンの起用を強いられた。

ミンシューが戻ってきたとき、チームは無秩序状態に陥っており、NFLで最下位のチームとしてローレンスを指名できる状況にあった。

ミンシューの契約はあと2年残っているが、2019年のドラフト6巡目で指名されただけあって、それほど高額ではない。NFLでのあわただしい最初の2年に積んだミンシューの経験は、ローレンスにとっても有益になる可能性がある。デプスチャート上でミンシューがどの位置につけるかについては、まだ分からない。ジャガーズにとって幸運なことに、彼らはこの夏を使って答えを出すことができる。

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