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CBハワードのホールドアウトは「俺には関係ない」とドルフィンズCBジョーンズ

2021年06月18日(金) 13:00


マイアミ・ドルフィンズのバイロン・ジョーンズ【AP Photo/David Becker】

コーナーバック(CB)ザビエン・ハワードがマイアミ・ドルフィンズのミニキャンプを3日間すべてスキップし、契約上の要求からホールドアウトしている。

2019年に7,525万ドル(約82億9,000万円)の5年契約を結んだハワードは、2024年シーズン末までドルフィンズとの契約に置かれている。締結からわずか2年後、ハワードはこの契約の再構築を求めているのだ。

その背景として推測されるのが、オールプロのCBであるハワードがチームメイトのバイロン・ジョーンズより報酬が低いことに腹を立てているのではないかという点だ。ハワードはフリーエージェント(FA)だった昨年に5年8,250万ドル(約90億9,000万円)の契約にサインした。ハワードがジョーンズを上回っているのは顕著で、前者がサラリーのバランスを取ることを求めているのではないかと見られている。

ミニキャンプの最終日に報道陣に対応したジョーンズは、ハワードの状況について質問された。

「もちろん、彼がいればよかった。だが、あんたも言うように、俺には関係ない」とジョーンズは答えている。

「去年は楽しかった。うまくプレーした。当然、彼がやったことは完全にスペシャルだし、見たこともないようなことだった。あのスキルといったら・・・俺たちはあのスキルが自分たちのディフェンスにあってうれしいよ。だから、そう、もちろん彼には戻ってほしい」

本人のために注記しておけば、この質問はジョーンズにいったい何を求めていたのだろう? ハワードが当時に契約を延長したのはジョーンズとは関係ない。ドルフィンズがより多くの金額をオファーしてきたのも、ジョーンズの落ち度ではない。

ハワードはミニキャンプの全日程を欠席したことで9万3,000ドル(約1,000万円)ほどの罰金を科される。トレーニングキャンプになれば、ホールドアウトの意思がどれほど真剣なものか分かるだろう。罰金は1日あたり5万ドル(約550万円)に急騰し、免除もなくなる。

ヘッドコーチ(HC)のブライアン・フローレスは今週、ハワードが契約延長からわずか1シーズンで新契約を求めている状況を“ユニーク”と評した。しかしながら、影響力はほぼすべてがドルフィンズ側に傾いているため、簡単な解決策がない状況にもなり得るだろう。

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