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高い期待は逃げずに受けとめるとラムズHCマクベイ

2021年06月22日(火) 14:24


ロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイ【AP Photo/Chuck Burton】

ロサンゼルス・ラムズは今このときに勝利をつかまなければならないチームの筆頭的存在になった。トレードの影響で2017年以降の7年間の1巡目指名権がないことが、その影響をいずれロースターに与えるはずだ。

マシュー・スタッフォードのトレードは、2年連続で攻撃面の不振に陥ったラムズをスーパーボウルの舞台に戻すための重要なピースだと見られている。

ラムズには守備部門で年間最優秀選手に輝いたディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドや、NFLでも最高の守備選手であるコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーがいるほか、常に過小評価されてきたワイドレシーバー(WR)陣のロバート・ウッズ、クーパー・カップ、デショーン・ジャクソン、2年目のヴァン・ジェファーソン、さらにランニングバック(RB)のキャム・エイカーズやダレル・ヘンダーソンを擁している。オフェンシブラインの要には年齢知らずのアンドリュー・ウィットワースがいて、スタッフォードと共にポストシーズンを戦い抜くためのピースはそろっている。

一見して、6月の段階でラムズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)におけるタンパベイ・バッカニアーズにとっての最大の脅威の一角であるように思われる。

『MMQB』のインタビューにて、ヘッドコーチ(HC)のショーン・マクベイは自分と自分のチームがそういった期待を受けとめていると語った。

「そういう期待からは逃げ出さない。NFLのあらゆるチームが今は一つの目標を持っていて、それはスーパーボウルで勝つことだ。それを知っているチーム、そして、実際にそれを達成したことのあるチームは、地に足をつけていなければそれができないと分かっている。私が一つ言うとすれば、われわれがやりたいと思っていることをする能力については信頼しているということだ。地に足がついていなければ、それはできない。だが、周りの人間については自信がある」

「そして、この状況を楽しめばどうだ? われわれは誰に対しても、彼らが実際にできる以上のことを求めない。ハードワークになると分かっていて、一つのプロセスが必要で、毎日維持すべき基準があると分かっていれば、心が乱されることもない。だが、君らが何を知っている? われわれがそういうことをするのであれば、われわれはゲームに出ていけると思うし、望むような結果がついてくることも期待できる」

デトロイト・ライオンズで過ごしてきた12年間にプレーオフゲームで勝利したことがないスタッフォードだが、ラムズがプレーオフコンテンダーからスーパーボウルの挑戦者へと進化するにあたり、そのスタッフォードが最も重要な要素だと見られている。

マクベイHCはスタッフォードについて「こいつはとんでもないやつだ」と話した。

「人が彼について何と言おうと、どれほどいいことを言おうと、彼は宣伝文句を上回る。彼にはそれが理にかなっているんだ。あの男のゲームを理解する能力、自分の経験を利用する能力、彼の感覚、それらが本当にスペシャルでユ二ークだ。それに、彼の人を思うところ、チームメイトやコーチたちとつながる確かなやり方。彼のそばにいるのはすごいことだよ」

スタッフォードのプレーとラムズの期待は今季に本質的なところでつながるだろう。それがフェアであろうと、なかろうと。もしスタッフォードが苦戦することがあれば、ライオンズ時代の記録が、いかにスタッフォードが勝者にならないかの証拠として使われる。ラムズがポストシーズンで勝ち続ければ、スタッフォードが成功をつかむために必要だったのはより良い環境だけだった、ということになるだろう。

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