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QBにより多くを課すオフェンスを楽しみにするチャージャーズQBハーバート

2021年06月22日(火) 14:28


ロサンゼルス・チャージャーズのジャスティン・ハーバート【AP Photo/Kelvin Kuo】

ロサンゼルス・チャージャーズのクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートは、年間最優秀新人賞にふさわしいルーキーシーズンを送った。ゆえに、2年目を迎えるチャージャーズのQBへの期待は大きく膨らんでいる。

7月のトレーニングキャンプが始まるとともに、新攻撃コーディネーター(OC)のジョー・ロンバルディがオフェンスをこの若きシグナルコーラーにどのように合わせていくかが重要となる。

先週にハーバートは、新しいオフェンスは以前のものとあまり変わらないものの、自分の負担は増えていると話した。

「ほとんど同じだと思う。でも、スクリメージラインにつく時により多くの選手とフォーメーションが絡んで、QBの負担も増えていると言えるかもしれない」とハーバートはチームの記者団に述べている。「前に言った通り、特定のディフェンスに対して自分ができるプレーのリストを持っているということだ。スクリメージラインにつく時のゲームプランのようなものだけど、その部分はとても楽しいよ」

ロンバルディOCはコーチ生活の大半をニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンのもとで過ごしてきた。ヴィンス・ロンバルディの孫である彼は一度だけセインツを離れたことがあるが、その時は陳腐で予測可能なオフェンスを採用したことによってデトロイト・ライオンズで大失態を犯し、1年半足らずで解雇されている。NFLで最も優秀な若手QBを指導する立場となった今、ロンバルディOCがその経験から学んでいることを願うばかりだ。

ハーバートは今シーズンにフィールド上でより主導権を握る準備をしているが、それにはフィールド外での勉強がもっと必要だと話す。

ハーバートはオフェンスについて「大変なのは、すべてを記憶して身につけることだ」と述べている。「動画を見て練習することにたくさんの時間を費やして、それを再現しないといけないところが難しい。この数週間ですごく良かったのは、チームと一緒に練習することでミスをしたり、指示を出す相手を間違えたり、いろいろなことをやらかしても、そこから学べるということ。動画を見て修正していく。コーチの言うことを聞いてそれを理解していれば、チームは良い状態になれると思う」

紙面上では、チャージャーズにはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の西地区で十分に戦える才能がそろう。この予想が現実のものとなるかどうかは、ロンバルディOCのオフェンスと、素晴らしいルーキーシーズンを終えたハーバートが2年目に飛躍するかどうかにかかっている。

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