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WRホプキンズと組むことで「信じられないようなことが起きる」とカーディナルスWRグリーン

2021年06月22日(火) 22:36


A.J.グリーン【AP Photo/Nick Wass】

ワイドレシーバー(WR)のA.J.グリーンは過去10年間の大半をシンシナティ・ベンガルズの顔として過ごしてきた。キャリアのスタートとともに5年続けて1,000ヤード以上のレシービングヤードをマークし、7回連続でプロボウルに選ばれている。

このオフシーズンにアリゾナ・カーディナルスと1年契約を結んだグリーンは、WRディアンドレ・ホプキンスというもう一人の一流レシーバーとプレーする。スターレシーバーを2人も抱えることは他のチームであれば問題となっていたかもしれない。だが、グリーンとホプキンズは選手として実に相性がいい。

最近に『On The Fly(オン・ザ・フライ)』でリサ・マシューズと対談したグリーンは、ホプキンズのような才能のある選手と一緒にプレーできることに興奮していると語った。

「D-Hopほどの選手とプレーしたことはない。あの男は本当に信じられない」とグリーンが話していたと『Cards Wire(カーズ・ワイヤー)』が報じている。「彼は俺を受け入れてくれている。俺たちにエゴはない。“もしお前に走りたいルートがあって、そのポジションに俺がいたら遠慮なく言ってくれ”って声をかけてくれたんだ。そんな男が2人もチームいれば、間違いなく信じられないようなことが起こる。俺たちはお互いを高め合っているんだ」

タイラー・ボイドやティー・ヒギンズ、マービン・ジョーンズ、モハメド・サヌー、アンドリュー・ホーキンズ、デーン・サンゼンバッハーなど、グリーンがこれまでに一緒にプレーしてきたベンガルズのレシーバーたちを軽んじているわけではない。ただ、ホプキンズは世代を超えた才能を持っている。普通であればグリーンとホプキンズのようなスターが一緒にプレーするのは、オールスターゲームくらいしかないものだ。

残る問題はグリーンが昔のようなコンディションに戻れるかどうか。グリーンはケガで2018年シーズンの半分を棒に振り、2019年は一度も試合に出ていない。復帰した昨年は104回もターゲットとなりながらも、47回のキャッチでキャリア最低の523ヤードを記録するなど、苦戦を強いられた。キャッチ率45.2%は全パスキャッチャーの中で最下位となる。

クオーターバック(QB)にカイラー・マレーを擁するカーディナルスでホプキンズとともにプレーすることで、グリーンはかつての自分を取り戻せると信じている。

「俺とD-Hopだけじゃない。オフェンス全体だ」とグリーンは話した。「K1(マレー)やC-Kirk(WRクリスチャン・カーク)の能力を考えたら、日曜日のゲームデーにはどちらかを選ばないといけない」

グリーンは優勝のチャンスがあることがカーディナルスへの移籍の決め手になったとつけ加えた。

「このチームのポテンシャルだ。俺はベンガルズと長くい過ぎて他をまったく知らない。だからチームを離れるチャンスを得て、俺にとって重要だったのは勝つこと、そして素晴らしい環境に身を置くことだった。カーディナルスはそれを満たしていると思った。このチームには若い選手もいる。ディフェンスも強化していて若いQBもいる。D-Hopのいるこのチームに俺もうまく馴染めるんじゃないかと思った」

グリーンが健康を維持して本来の力を取り戻せれば、カーディナルスのオフェンスは破壊的だ。一方で32歳のグリーンが故障すれば、負荷のほとんどがホプキンズとカークに戻る。また、カーディナルスの成長著しいレシーバー陣には、スピードとプレーメイキングのスキルを持った2巡目指名のWRロンデール・ムーアもいる。

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