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「リーグ屈指のRBコンビになれる可能性あり」とカーディナルスRBコナー

2021年06月23日(水) 14:23


ピッツバーグ・スティーラーズのジェームス・コナー【AP Photo/Seth Wenig】

ランニングバック(RB)のジェームズ・コナーは過去3シーズン、健康な時はピッツバーグ・スティーラーズの主力選手として活躍してきた。アリゾナ・カーディナルスの一員となった26歳のコナーは、RBチェイス・エドモンズとバックフィールドを共にする。

最近に『On The Fly(オン・ザ・フライ)』でリサ・マシューズのインタビューに応じたコナーは、エドモンズのランナーとしての能力とパスキャッチャーとしての能力を高く評価し、2人がそろえば最強のコンビになると語った。

「俺たちは協力関係にあると思うし、リーグ屈指のRBコンビになれると思っている」とコナーは述べている。「彼は機会を待っていたんだ。持ち前の身体能力や経験をもっと見せつける機会を。彼がもっと見せたいと思っているのは知っているし、俺だってそうだ。バックフィールドには俺たち2人がいて、K-1(クオーターバックのカイラー・マレー)もいる、アウトサイドにもインサイドにも、タックルにも、すべてにおいて武器を持っている。ここにはたくさんのチャンスがある。俺とチェイスは切磋琢磨してこのチームを強くしていく」

昨シーズンにコナーはラッシングヤードで最下位に終わったスティーラーズのオフェンスの中で、169回のアテンプトで721ヤードとタッチダウン6回を記録したものの、動きが鈍くなったように思われた。昨年の序盤はケガの影響で出番が少なかっただけに、今季は巻き返しを図りたいところだろう。

一方のエドモンドは昨年、チャンスがあれば爆発的なプレーメーカーになれることを証明した。ヘッドコーチ(HC)のクリフ・キングスベリーがカーディナルスのバックフィールドでの主力パスキャッチャーとしてエドモンズを信頼していたことから、彼がオフェンスの中で重要な役割を担っていたのは明らかだ。身長約175cm、体重約95kgのエドモンズにはこれまでフルタイムで役割を果たす機会を与えられていない。最初の2シーズンでそれぞれ60回のキャリーを記録したエドモンズは、昨シーズンにキャリアハイとなる97回のキャリーをマーク。シーズン序盤のコナーの活躍によって、エドモンズが再びパスゲームの中で主力選手として起用されるのか、それともキャリア初の100キャリーを突破するチャンスが与えられるかが決まると言える。

コナーはタックルを交わしながら走り抜ける能力以外にも、カーディナルスではリーダーシップも発揮するつもりだと話す。

「5年目になる俺は、特にバックフィールドで一番リーダーシップのある年長者になるわけだ」とコナーは述べた。「だからリーダーシップを発揮できると思う。強気なフットボールをやるだけじゃなくて、パスゲームにも絡みたい。他の選手と一緒に堅実にヤード数を稼ぎながら、爆発的なプレーもしたい。そういうところに貢献したいと思っている」

主力の2人としてエドモンズとコナーだけで十分だと判断したカーディナルスはドラフトでRBを指名していない。より強力なブロッキングに守られて、コナーが去年の不振を吹き飛ばしてくれることにカーディナルスは大きく賭けている。

【R】