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2021年の選手のオプトアウト申告期限は7月2日

2021年06月24日(木) 11:46


【NFL】

2020年には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックを受け、リーグで数名の選手がオプトアウトする権利を行使した。今年もその選択肢はある。

NFLの選手たちは現地7月2日(金)16時までにそれぞれのチームに2021年シーズンをオプトアウトする意向を伝えることができると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えた。COVID-19に対して“ハイリスク”な選手には今回も35万ドル(約3,900万円)の手当が発給される。しかし、自主的なオプトアウトには補償はない。昨シーズンは自主的なオプトアウトに15万ドル(約1,700万円)の補償金が送られていた。

ペリセロはまた、自主的なオプトアウトは2020年10月1日より前に契約を締結した選手のみに可能だと伝えている。そのため、2021年のルーキーたちには資格がない。“ハイリスク”なルーキーはオプトアウトできるものの、チームがその選手の権利を保持する。昨年と同様に、オプトアウトの決定はすべて最終的なものだ。

2020年シーズンはオフシーズンの期限までに67名の選手がオプトアウトした。昨年にオプトアウトした選手にはニューイングランド・ペイトリオッツのラインバッカー(LB)ドンタ・ハイタワーとセーフティ(S)パトリック・チャン、カンザスシティ・チーフスのランニングバック(RB)デイミエン・ウィリアムス、ニューヨーク・ジャイアンツのオフェンシブタックル(OT)ネイト・ソルダー、ニューヨーク・ジェッツのLBであるC.J.モズリーらがいる。

ペリセロが取得した覚書によれば、NFLとNFLPA(NFL選手会)はワクチン接種を完了した選手たちにより恩恵を与えている。その一つとして、ワクチンを突破する“ブレイクスルーケース”で感染して試合を欠場することになっても、試合ごとのロースターボーナスを受けとることができる。また、特定の規定に基づき、チームはCOVID-19の感染に対して異議を申し立てることができない。

先週、ペリセロはワクチン接種を終えた選手は連日の検査やチーム施設でのマスク着用義務はないこと、また、陽性の人物と接触があっても5日間の隔離義務はないことを報じている。

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