WRグリーンの活躍を期待するカーディナルスQBマレー
2021年06月30日(水) 13:02アリゾナから聞こえてくるワイドレシーバー(WR)A.J.グリーンに関する話題は、このオフシーズンに次第にポジティブな色合いを増している。
2018年シーズンは負傷の影響を受け、2019年はすべての試合に出場できなかったグリーンは、シンシナティ・ベンガルズに戻ってきた2020年も十分な力を発揮できなかった。今、アリゾナ・カーディナルスはグリーンが砂漠で復活することに期待を寄せている。
クオーターバック(QB)カイラー・マレーは先日、チームの公式サイトに「A.J.がビッグイヤーを送ることに期待している」と話した。
「彼について保留している人も多いのは知っている。彼についてはあれこれ言われているし、もうやれないかもしれないって言われているのもね。俺は彼がこのチームに来てくれてうれしい」
間もなく33歳になるグリーンは昨シーズンにベンガルズで16試合に出場し、ターゲット104回、キャッチ47回を記録。523ヤードとタッチダウン2回はキャリア最低の数字だった。
しかし、カーディナルスと850万ドルの1年契約を結んでからは、良いニュースしか聞こえてこない。スティーブ・カイムGM(ジェネラルマネジャー)もグリーン本人も、WRディアンドレ・ホプキンスとの組み合わせを“信じられない”と話している。
カーディナルスはこのオフシーズンにグリーンやディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットを含む数名のベテランと契約してきた。グリーンはホプキンスの逆サイドに構え、アリゾナの攻撃陣において大きな役割を果たすかもしれない。しかしながら、1,000ヤード超えの軌道に戻る前に、グリーンは昨年に苦しんだ相手守備陣を引き離す部分や、タイトな状況でのボールキャッチといった部分で改善があることをトレーニングキャンプで示す必要がある。
年齢を重ねたベテラン選手について、6月の段階で前向きな内容が報じられるのは驚きではない。重要なのは、それらの言葉が秋の段階でどう解釈されるかだ。グリーンの前評判がこのまま続いていれば、カーディナルスはエキサイティングな攻撃陣をフィールドに送り出すことになる。一方、グリーンがつまずくことがあれば、期待外れに終わるだろう。
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