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国防長官が海軍兵学生だったバッカニアーズ新人CBキンリーのプレーを許可する

2021年07月07日(水) 15:09


タンパベイ・バッカニアーズ【NFL】

現地2日(火)、海軍兵学校のフットボールチームのキャプテンだったタンパベイ・バッカニアーズの新人コーナーバック(CB)キャメロン・キンリーが、トレーニングキャンプへの参加を許可されたことを発表した。

ロイド・オースティン国防長官は、海軍の任務に就く前にバッカニアーズのロースターに入りたいというキンリーの要望を受け入れた。キンリーの最初の申し出は拒否されていた。

ドラフト外フリーエージェント(FA)のキンリーは今回の決定に対する感謝の気持ちと、NFLのロースターに入れたチャンスに興奮していることを声明の中で伝えた。

「オースティン長官の決断には心から感謝しています。ナショナル・フットボール・リーグでわが国の立派な軍を代表することができ、とても興奮しています。この1カ月間は非常に厳しい状況でしたが、どんな形であれ、僕を支えてくれた方々に感謝しています。タンパベイ・バッカニアーズの皆さん、僕を信じてこのプロセスに辛抱強くつき合っていただき、ありがとうございました。タンパベイでチームメイトと一緒に練習に戻れることを楽しみにしています」

キンリーのエージェンシーも次のように声明を発表した。

「キャメロンは素晴らしい青年であり、われわれは彼のことをとてもうれしく思っています。われわれは代理を務めるすべてのプレーヤーに、われわれの価値観や信念について話しています。その中の一つに“私たちは家族であり、常にお互いをサポートする”というものがあります。今回の件は簡単なことではありませんでしたが、われわれはその実現のためにたゆまぬ努力を続けてきました」

スポーツ選手が軍での任務を延期することを禁止するルールが2017年に制定されたが、2019年にはこれが覆り、例外が認められるようになった。ところがキンリーには例外が認められず、混乱を招く事態に。火曜日の時点でキンリー側の問題の大半は解消されたようだ。

海軍兵学校の4年生としてキンリーは8試合で26タックル、インターセプト1回、パスディフェンス5回を記録した。

バッカニアーズのドラフト外FAとしてロースター入りするという彼の目標は、これで達成されることになる。

【R】