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QBアレンとの契約延長は「自ずと解決される」とビルズHC

2021年07月08日(木) 10:48


バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Orlin Wagner】

ジョシュ・アレンのオフシーズンはバッファローの未来の顔となる契約延長にいまだ至っていない。

現地7日(水)、バッファロー・ビルズを率いるショーン・マクダーモットHC(ヘッドコーチ)は『NFL Network(NFLネットワーク)』のオマール・ルイズとスティーブ・ワイチとのインタビューで、「ジョシュは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。適切な行動はするし、多くの時間と努力を費やしている。われわれと行動をともにしていないときも、腕を磨き、(プライベートのクオーターバックコーチである)ジョーダン・パーマーと練習に励んでいるのだ」と明かしている。

「つまり、ジョシュは毎年、休暇から戻ってくるたびに調子を上げてきたし、とりわけ、自分に課した特定の部分を鍛えて戻ってくる。今年も今のところは同じような状況だ。しばらく離れていた彼がキャンプの始まりとともに戻ってくるので、そのキャンプに向けて彼がどういう風になっているのか、この4週間ないし5週間の間に彼がどのように改善したかを見るのを楽しみにしている」

そのときは、マクダーモットHCもアレンも、そしてフットボール界の人々も知らないうちにやって来るだろう。ただ、契約にはもう少し時間がかかるかもしれない。

ビルズのジェネラルマネジャー(GM)を務めるブランドン・ビーンは自らが興味深い状況に置かれている。アレンはNFL最優秀選手賞(MVP)を狙えるほどのクオーターバックに成長したシーズンから新たな戦いをスタートさせようとしている。最終的には、将来の殿堂入りが確実視されるアーロン・ロジャース(グリーンベイ・パッカーズ)が受賞したものの、アレンはビルズを13勝3敗に導き、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームにも出場、リーグの若い世代のシングルコーラーとしての地位を確立した。

2020年シーズンはアレンにとって疑いようなくプロとして最高の1年であり、2019年のシーズン終了時に立っていた場所からは大きな飛躍を遂げた。そして今、アレンは再びそれを成し遂げなければならない。

ビーンGMにとって忍耐は賢明なものになる可能性も犠牲になる可能性もある。アレンが退化するかもしれず、そうなれば関係者にとって理想的でないことは明らかだが、ビルズの資金を節約できるかもしれない――ただし、チームに不確実性はもたらされる。一方で2020年に確立したトレンドに乗り、MVPを獲得する可能性もある。チームの目標としては最高のシナリオになるとはいえ、懐に響くことになるかもしれない。

もちろん、ビーンGMとビルズがごく近い将来に契約をまとめ、どちらの結末になる可能性も消すことはできる。

マクダーモットHCはアレンの契約延長の可能性について「ブランドンが言っていたように、確か、春の練習期間の終わりに言っていたような気がするが、物事は自ら解決するものだ。お互いに一緒にいたいと思い、同じ最終目標を持っている者同士であれば、それは自ずと解決されるものだろう。ジョシュは若くて素晴らしい才能を持っているし、バッファローやこの街、街の人々にとてもよく合っている。だからきっとうまくいくと信じている」と付け加えた。

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